東芝が発表済みの2016年3月期決算を訂正したという記事。赤字が減る方向の訂正です。
「経営再建中の東芝は23日、今月12日に発表した2016年3月期連結決算(米国会計基準)を訂正したと発表した。同日16時から本社で記者会見を開く。米原子力子会社で発生した損失計上が過剰だったとして会計監査を担当する新日本監査法人から指摘があった。税金計算などでも誤りが見つかり、12日の発表数値に比べて前期の営業赤字が104億円、最終損益が232億円縮小・改善した。」
この件以外にもいくつかプレスリリースが出ています。
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
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財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備について(PDFファイル)
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利益準備金及び資本金の額の減少並びにその他資本剰余金の処分についてのお知らせ(PDFファイル)
(補足)
訂正に関する説明資料が公表されました。
2015年度連結決算の訂正について(PDFファイル)
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つまり、監査人との意見の相違は認識していたが、最終的には監査人を屈服させることができると思っていたということでしょうか。
監査人と協議中の部分が残っていたのなら、決算発表の際にそのことを明らかにすべきでした。