元・東証1部上場の「ニイウスコー」の粉飾決算事件の初公判に関する記事。
「検察側は冒頭陳述で、末貞被告が過大な業績目標を達成するため部下に「数字が足りない、手段は問わない」「監査法人が分からないようにうまくやれよ」などと粉飾を暗に指示したと指摘した。」
別の報道では、99年に監査法人から不適正な会計処理を指摘されていたそうです。
ニイウスコー粉飾、被告の元会長が起訴事実認める(読売)
「検察側は冒頭陳述で、末貞被告が、1999年に監査法人から不適正な会計処理を指摘された後、元副会長・大村紘一被告(68)ら部下に「監査法人にばれないようにやれ」などと命令し、不正取引の方法も指示したと主張。さらに大村被告は2005年6月、日本IBMを訪れた際、同社幹部に「社内で使うだけだから」などと懇願し、架空の契約書に同社の社印を押させて売り上げを計上したとした。」
やはりつめが甘かったのでしょうか。しかし、(内心おかしいと思っていても)日本IBMのような有名会社の社印が押してある契約書が証憑になっていれば、認めてしまうものなのかもしれません。
(ニーウスコーの株主や債権者は粉飾に加担した日本IBMを訴えるべきでしょう。悪徳商法に騙されてハンコを押してしまったお年寄りではないのですから、押印した責任は取るべきです。)
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