海音窯ブログ

千葉県旭市飯岡で開設している陶芸工房「海音窯(かいおんがま)」の日々の活動、イベントの記録や予定など。

復興フェスタin九十九里

2014-03-23 12:31:40 | インポート

3月16日、陶芸ギャラリー&カフェ海音として参加しました。

当日はNHK趣味の園芸の公開収録も行われて盛り上がりました。

NHK千葉放送局キャスター前田さんのブログで紹介されてます。

http://www.nhk.or.jp/chiba-blog/300/1400/183420.html#more

司会の三上真史さんと講師の村上敏さんにご来店いただき、

当店のワッフルを召し上がっていただきました。

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びっくりしたのは三上さん目当てで東京から数人の女性が来店され、

同じものを注文した、らしいです。人気ですね。

また、越川信一銚子市長が来店され、天の石笛を

お求めいただきました。ありがとうございました。

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よみうり文芸

2014-02-16 18:48:25 | インポート

展示会に来ていただいたり、お世話になっている方なのですが

海音窯を短歌に詠んでくださいました。

2014年2月11日版、最初から2作目の、佳作に選ばれている作品です。

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作者にはもちろん、選者の方にも感謝いたします。

作者は海音窯(近藤やきもの教室)のことをたびたび詠んでいただいてます。

2013.7.30版、入選作品 下段右から4作目

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気にかけていただき、ありがとうございます。

皆様の気持ちがあって、何とか今の海音窯があります。

気持ちにこたえられるよう、努力いたします。


旭市飯岡地区に伝わる「天の石笛」の民話

2014-02-06 12:33:33 | インポート

「天の石笛」(あまのいわぶえ)

むかしむかし、何百年か昔のことである。

夜来の風雨はおさまったが、海上は、まだどんよりとした雲におおわれている。

ある朝のことである。源助という一人の漁夫が五の浦(飯岡の浜辺)に出てみると、ドドドドッと沖からひびいてくる波の音。ジャージャーと石を打つ水の音。ゴウゴウゴウゴウという海をわたってくる風の音のオーケストラの中に、きわだってすんだ妙なる笛の音の流れてくるのが、耳にとまった。

源助は、しばらくその笛の音に聞き惚れていたが、その音にすいこまれるように、いつとはなしにその音の方に足を運んでいたのである。
そして、その音の主が、一つの石であることに気がついたとき、その笛の音は、はたとやんでしまった。
源助は不思議に思ってその石に目をそそぐと、その石というのは、長さが六十センチメートル。丸さは直径六センチメートル余りと思われる飯岡石で、たてに一つの穴があいていた。

しかし源助はあまり気にもとめないで引き返し、やがて漁に出たが、しけ上がりの海はきれいになっていたものの獲物はまったくなく、さらにまた、急に吹きだした強風のため命からがら、ほうほうの態で逃げ帰ることができたのである。

その夜、源助がつかれきって寝ている枕もとに、妙見様(浜を守る神で、海津見神社。永井岡の山ふもとにある)があらわれて、「今日、おまえが浜で聞いた笛の音は天の石笛といって、海の荒れるのを漁夫たちに知らせる神様のおつげであるぞ。あの笛の音を聞いたら漁に出るでないぞ!。

今日お前の命を助けて帰したのは、このことを浜の人たちに伝えさせるためであるぞよ」。と、いうことであった。

此の話が源助によって浜の漁夫たちに伝えられ、それからは、【石笛がなると海が荒れる】という漁夫たちの言い伝えとなり、この石笛が浜に打ち上げられるのを見付けた漁夫は、これを妙見様にあげ、「御神酒」を捧げてお祭りをし、三日の間は浜全体が漁を休んで、ひたすら神に祈るようになったという。

出典は「海上郡市の昔話」海上中学校郷土研究クラブ編 平成元年発行

当時顧問であった伊藤實先生が飯岡小、中勤務時に聞き集めたものを記述したとの事です。当時の写真等、貴重な資料もお持ちです。今回の土産物企画では大変お世話になりました。

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地元漁師所有現存する「天の石笛」