端子や接続ケーブルなどを装着しダクトの調節を終えた本体にウレタンのパッキンを挟んでユニットを装着ビス止めします。ドライバーでネジを締めこんでいきますが、本体が陶器なので神経を使います。一度に締めこまず平均的に少しずつ締め付けていきます。ユニットのコーン紙は反対の掌でカバーしてドライバーで傷つけないように注意します。以前、コーン紙を貫通させたことが何度かありますので、、、これで音出しができるようになりました。
通常スピーカーエンクロージャー内に入れる吸音材は一切使いません。当製品の特長として余分な反響が出ない形状なので吸音材無しできれいな音が出せるというメリットがあります。
今日はとても暖かい一日でした。このところ連日陶スピーカーの実物を見たいというお客様がご来店くださってます。現在海音窯のギャラリーは改装中で展示ができていないので工房の片隅で調整、試聴ができるようにセッティングはしてあります。小型スピーカーでも低音が出ていることと音質をほめていただけてありがたいです。すべての機種を切り替えて音出しするようにしてあるので、コードの引き回しだらけで残念ながら「素敵な住空間」とは言えないのですが、、、。なるべく早くギャラリーに試聴スペースを作っていきたいと思います。その際は視聴会という形でお披露目できたらと思います。現状、工房で視聴ご希望の方は質問欄または直接電話でご連絡いただければ対応させていただきます。
東京新聞2/8付千葉版紙面でクラウドファンディング「マクアケ」活動を紹介掲載いただきました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/84648?rct=chiba
ありがとうございます。
前回に引き続き活動レポート転載いたします。
土づくり~カベト~その1
引き続き応援購入いただき大変感謝してます。注文いただいた分の土づくりに取り掛かってます。「カベト」と呼ばれている地元粘土ですが、以前は海岸に多量に打ち上げられていたものです。今回は知人の畑で採取した分を主体に使用しております。陶芸をされているかたは使ってみたいと思う人もいるでしょうが、勝手に崖を削るようなことは決してしないでください。また、市販の陶芸粘土と同じような使い方はできませんので電気窯を使う際は特にご注意を。私は熱線を2度ほど断線させています。高いものにつきますので。
クラウドファンディング「マクアケ」出品サイト内で活動レポートのページがあります。
当ブログでも一部抜粋して紹介いたします。
スピーカー性能~周波数特性~その3
「Mini」「Bottle」「2way」3機種の周波数特性を測定しました。
結論から言うと、手前味噌ながらかなり良い測定結果でした。
使用ユニットが「Mini」は5cm、「Bottle」「2way」は8cmと小口径ながら
低音は50Hzくらいから再生しており、100Hz以上はほぼフラットに再生できてます。
①②:特に「Mini」は他機種の半分以下の容積で、ほぼ同じ特性が出ていることに驚きました。実際の試聴でもそん色ない低音が出ています。
③④「Bottle」はダクトにゴム栓が付属しますが、オープンとクローズで低音感がかなり変わるのがグラフでも表れています。小音量再生時はオープンがおすすめです。素直で聴き疲れしない音です。
⑤「2way」は、「Bottle」の高音部をツイーターで補強した機種で、切れのある再生音です。グラフでも最高音部がよりフラットになっているのが見て取れます。
一般的に50Hz以下の超低音は音楽ではあまり使われず、地鳴りのような音なので映画の効果音の再生等でなければ必要性をあまり感じないのですが、⑥では市販のスーパーウーファーをプラスしてみました。お好みでシステムを発展することも可能です。