海音窯ブログ

千葉県旭市飯岡で開設している陶芸工房「海音窯(かいおんがま)」の日々の活動、イベントの記録や予定など。

よみうり文芸

2014-02-16 18:48:25 | インポート

展示会に来ていただいたり、お世話になっている方なのですが

海音窯を短歌に詠んでくださいました。

2014年2月11日版、最初から2作目の、佳作に選ばれている作品です。

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作者にはもちろん、選者の方にも感謝いたします。

作者は海音窯(近藤やきもの教室)のことをたびたび詠んでいただいてます。

2013.7.30版、入選作品 下段右から4作目

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気にかけていただき、ありがとうございます。

皆様の気持ちがあって、何とか今の海音窯があります。

気持ちにこたえられるよう、努力いたします。


旭市飯岡地区に伝わる「天の石笛」の民話

2014-02-06 12:33:33 | インポート

「天の石笛」(あまのいわぶえ)

むかしむかし、何百年か昔のことである。

夜来の風雨はおさまったが、海上は、まだどんよりとした雲におおわれている。

ある朝のことである。源助という一人の漁夫が五の浦(飯岡の浜辺)に出てみると、ドドドドッと沖からひびいてくる波の音。ジャージャーと石を打つ水の音。ゴウゴウゴウゴウという海をわたってくる風の音のオーケストラの中に、きわだってすんだ妙なる笛の音の流れてくるのが、耳にとまった。

源助は、しばらくその笛の音に聞き惚れていたが、その音にすいこまれるように、いつとはなしにその音の方に足を運んでいたのである。
そして、その音の主が、一つの石であることに気がついたとき、その笛の音は、はたとやんでしまった。
源助は不思議に思ってその石に目をそそぐと、その石というのは、長さが六十センチメートル。丸さは直径六センチメートル余りと思われる飯岡石で、たてに一つの穴があいていた。

しかし源助はあまり気にもとめないで引き返し、やがて漁に出たが、しけ上がりの海はきれいになっていたものの獲物はまったくなく、さらにまた、急に吹きだした強風のため命からがら、ほうほうの態で逃げ帰ることができたのである。

その夜、源助がつかれきって寝ている枕もとに、妙見様(浜を守る神で、海津見神社。永井岡の山ふもとにある)があらわれて、「今日、おまえが浜で聞いた笛の音は天の石笛といって、海の荒れるのを漁夫たちに知らせる神様のおつげであるぞ。あの笛の音を聞いたら漁に出るでないぞ!。

今日お前の命を助けて帰したのは、このことを浜の人たちに伝えさせるためであるぞよ」。と、いうことであった。

此の話が源助によって浜の漁夫たちに伝えられ、それからは、【石笛がなると海が荒れる】という漁夫たちの言い伝えとなり、この石笛が浜に打ち上げられるのを見付けた漁夫は、これを妙見様にあげ、「御神酒」を捧げてお祭りをし、三日の間は浜全体が漁を休んで、ひたすら神に祈るようになったという。

出典は「海上郡市の昔話」海上中学校郷土研究クラブ編 平成元年発行

当時顧問であった伊藤實先生が飯岡小、中勤務時に聞き集めたものを記述したとの事です。当時の写真等、貴重な資料もお持ちです。今回の土産物企画では大変お世話になりました。

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地元漁師所有現存する「天の石笛」


福を呼ぶ「天の石笛」(あまのいわぶえ)の販売

2014-02-05 14:48:19 | インポート

旭市民芸土産、福を呼ぶ「天の石笛」(あまのいわぶえ)は現在、

陶芸ギャラリー&カフェ海音にて販売してます。

順次、市内の飲食店にも置いていただく予定ですが

製作数の都合でもう少し先になりそうです。

・石笛(大) 色は青系(波しぶき)とピンク系(夕日) 木箱付 内寸6X6cm 価格2,000円

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・石笛(中) 色は青系(波しぶき)とピンク系(夕日) 木箱付 内寸4X7.5cm 価格1,500円

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・石笛(小) 色は9色 長さ約3.5cm 価格500円

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