「あなたの番です」を総括するとして投稿した動画を
第1回~4回まで紹介したところで、一度まとめてみたいと思います。
近年のドラマでは異例とされた2クールでの連続ドラマとなった
「あなたの番です」「あなたの番です反撃編」
お話によると、DVDの販売戦略としての観点から、
海外ドラマが基本2クールだと言う事でそこに合わせたみたいですね。
それも一つなのですが、このドラマを見て一番感じた事は
「ドラマと言うコンテンツ、もしくはTVと言うコンテンツがどう生きていくか?」
という問題に対する試行錯誤。
今度またいつか書くと思うのですが、
youtube が「村」だとしたらテレビが「都市」みたいなもの。
ちょっと前で言ったら、同じテレビでも「ローカル」と「キー局」であったり、
僕のような世代だと「ラジオ」と「テレビ」もような関係。
あくまでも規模の問題ではなく、「距離間」の話。
本来は密接して相乗効果をもたらす関係なのに、TVが迷走しだした。
「都市型」であるTVがもっとできる事はないのだろうか?
そんな試行錯誤。
さて、第1回動画では、(各画像に動画リンクあり)
まずは問題の定義を行った。
ドラマが終わって多くの人が持った感想が、やはり黒幕に関して。
結局はそこに向かわなければいけない。
そこに向かうためにも、
「そもそもこのミステリーは難解なものだったのだろうか?」
と言う問題に向かいました。
犯人はだれか?という問いを始点として、黒島が犯人だという終着点。
これだけを見た場合は、どうしても単純だったと思ってします。
もしかして、そこには意図があったのではないか?
そこからこの動画が始まっていきます。
2回~4回までは、まずは
「本当に単純なものだったのか?」を検証していくこととなります。
これは、単純だと思う考えが一個人的な物なのかどうかの確認でもあり、
事件のおさらいでもありました。
「菜奈殺害迄の目に見えた情報だけで犯人は確定できるか?」
の検証の提案となります。
第2回では、犯人は”誰と書かれた紙”を引いた可能性があるのか?
第3回では、ゲームの流れが不確定なものはだれなのか?
この2つを考える中でポイントとなったのが、
「脅されて起きた殺人か、自発的な殺人なのか?」
そして、ゲームに名前の無かった「浮田」「菜奈」の殺人。
脅されて起きた殺人は「ゲーム」。自発的な殺人は「「猟奇的」。
この二つは交換殺人の枠組みの中にあり、動機が無い物。
しかし、ゲーム外の殺人に関しては動機が出来上がってしまっている。
第2回と3回の答えと、ポイントから上がってくる流れを重ねたのが
第4回の犯人確定に向かう。
行く先不明な紙が
「管理人さん」「児島佳世」「赤池美里」 と、
「管理人が書いた紙」「黒島が書いた紙」「石崎」
何を引いたかわからない人物が
「管理人」「田宮」「黒島」「石崎」「尾野」「赤池幸子」の6人。
このパズルを組む中で、猟奇殺人者1人でないと
菜奈殺害迄の経路が見えず犯人確定は難しくなる。
その為、猟奇殺人者1人と仮定することで組み立てていく事に。
可能性があるのは、床島の自殺か尾野が管理人の紙を捨てたか。
いずれにせよ、尾野が候補から外れ
「赤池美里」「管理人が書いた紙」「黒島が書いた紙」が残り、
「田宮」「黒島」「石崎」の3人が残る。
誰が「赤池美里」を引いたかだけならば、3人の証言で検討が付く。
田宮・石崎が引いたなら、黒島が”書いた紙を”嘘つく理由が見当たらない。
波止の件で言い出せなかったとしても、状況証拠(エレベーター)が出てしまう。
と言うより、普通の人で自分が殺害に関係ないなら
波止が死んだ段階で嘘ついたとビビっていってしまう。
この3回の検証は難しかっただろうか?
簡単だとは言えなかったとしても、「難しい」とはならないのでは?
個の検証をもって、5回以降は”あえて”難解にしなかったとして、
その理由を探っていく事となる。
第5回は過去3回の検証が反撃編の流れであったという事を追う。
すると一つ違和感が浮き上がってきます。