解析!ストーリーチャンネルblog

様々なストーリを解析していくチャンネルブログ。
ドラマ・漫画・小説・歴史など考察含めチャンネル動画を紹介します。

【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する 第三回(3)タイムスリップと神隠しの関係「運命だった田村心の最後」

2020年09月21日 14時48分47秒 | テセウスの船


【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する
(3)タイムスリップと神隠しの関係「運命だった田村心の最後」 
としてアップした動画。 
前回は哲学者ヘラクレイトスが説いた「ヘラクレイトスの川」の
パラドックスを参考に、タイムスリップについて考えた。

代表的なタイムスリップの形が大きく2つ。
同一時間軸を移動する(肉体的変化→やり直す)タイムスリップと、
異なる時間軸を移動する(肉体的変化なし→同一人物が存在する)
があるとした中で、この作品におけるものは
異なる時間軸の移動であるとした。
そして、存在する時間の軸は3つだとした。

しかし、その中で二度目の元年から2017年(ドラマでは令和2年)に移動した
タイムスリップに関しては区別することができなかった。
原点である現代(2017年)から考えると異なる軸であり、
二度目の元年から考えれば、その延長であり同一の軸となる。
では、この世界はいったい何だったのか?をまずは考えていく。
そして、その移動にはどんな意味があったのか?

時間移動をした二人(心とみきお)はともに命を落とす事となるが、
そこに理由があったのだろうか?
「心は現代に帰る事が出来なかったのだろうか?」を考え、
そこに音臼村の言い伝えである「神隠し」を重ねる。
そこから二人(心とみきお)の死は運命であったと結ぶ。

言い伝えである神隠しとは何だったのだろうか?

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【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する 第二回(2)3つのタイムスリップ「この世界に時の川は幾つ流れたか?」

2020年09月13日 22時25分39秒 | テセウスの船

【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する
(2)3つのタイムスリップ「この世界に時の川は幾つ流れたか?」
としてアップした動画。

物語が進むテセウスのパラドックスに対し、
見出すパラドックスの答えとは何か?
に向かって進んでいくこの動画の第二回は、
「テセウスの船」におけるタイムスリップとは何だったのか、
として考察を始めた。

それを考えていくにあたり、
哲学者ヘラクレイトスが説いた
ヘラクレイトスの川」のパラドックスを参考に進む。

「ヘラクレイトスの川」とは、「テセウスの船」のパラドックスと
類似するパラドックス。
「対立と調和」を唯一変化しない万物の根源とする中で、
万物は流転し、自然界は絶えず変化していると考え
同じ川に二度はいることは出来ない
 人々が同じ川に入っても、常に違う水が流れている」とした。

ヘラクレイトスの考えが、この物語と深くつながっているのでは?
ととらえ、タイムスリップの考え方を探る。
そして、タイムスリップによる3つの平成元年を経由した時間は
いったい同一であるのか?という問題にも進む。

この物語にはいったい幾つの時間の川が流れていたのだろうか?

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【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する 第一回(1)「テセウスの船」とは私達に何を問い、何を示したのか?

2020年09月04日 13時32分56秒 | テセウスの船

日曜劇場にて放送された「テセウスの船」
原作は東元俊哉によるモーニング連載の漫画。
物語は、殺人犯の息子が時を超え事件の真相に迫っていくもの。

動画は【テセウスの船考察】テセウスの船を総括する
第一回(1)「テセウスの船」とは私達に何を問い、何を示したのか?
としてアップした。

物語のテーマとなる「テセウスの船」のパラドックス。
物語は何を問い何を示したのか?
それを探りながら総括していく。

第1回はそれに対する問題定義となった。
テセウスの神話や登場する主要人物
同様のパラドックスであるヘラクレイトスの川や、
その思想家ヘラクレイトスに、神隠しの由来
寿命と生命など
物語と重ねていく事で答えを探して行く。
その中で、作品に残された謎なども・・・

全ては一面からだけではわからないものである。

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