朝の光(聖書の言葉)

ヨハネ18章 H.K 2025.2.21

ヨハネ18章




ピラトからの尋問 18:28-38







わたしである


(ヨハネ18:5)新共同訳

彼らが「ナザレのイエスだ」と答えると,
イエスは「わたしである」と言われた。
イエスを裏切ろうとしていたユダも
彼らと一緒にいた。



「わたしはある」は

神の名を示しています。


(出エジプト3:14)新共同訳 

「神はモーセに,
『わたしはある。
わたしはあるという者だ」と言われ,
また,
「イスラエルの人々に
こう言うがよい。
『わたしはある』という方が
わたしをあなたたちに
遣わされたのだと。」






父が与えられる杯


(ヨハネ18:11)新共同訳 

イエスはペトロに言われた。
「剣をさやに納めなさい。
父がお与えになった杯は,
飲むべきではないか。」



葡萄酒の杯は旧約聖書での

比喩また たとえ です。


杯は人間の罪に対する

神の怒りとさばきを象徴しています。


キリストが私たちの代わりに苦しみ


次の罰を受けられた理由が

そこにあります。


(イザヤ53:5)新共同訳

「彼が刺し貫かれたのは
わたしたちの背きのためであり
彼が打ち砕かれたのは
わたしたちの咎のためであった。
彼の受けた懲らしめによって
わたしたちに平和が与えられ
彼の受けた。」




(マタイ26:39)新共同訳 

「少し進んで行って,
うつ伏せになり,
祈って言われた。
『父よ,できることなら,
この杯をわたしから
過ぎ去らせてください。
しかし,
わたしの願いどおりではなく,
御心のままに。』」







ユダヤ人の王か


(ヨハネ18:33)

「さて,ピラトはまた官邸にはいり,
イエスを呼び出して言った,
『あなたは,ユダヤ人の王であるか』」。


ピラトがイエスに尋ねました。


イエスが王であると認めれば,

政治犯として,

裁判にかけられ,政治犯として,

十字架にかけられる,死刑となります。



(ヨハネ18:36)

「イエスは答えられた,
『わたしの国は
この世のものではない。
もしわたしの国が
この世のものであれば,
わたしに従っている者たちは,
わたしをユダヤ人に渡さないように
戦ったであろう。
しかし事実,
わたしの国は
この世のものではない』」。


イエスは神の国の王なのです。





真理


(ヨハネ18:37)新共同訳 

「そこでピラトが,
『それでは,やはり王なのか』と言うと,
イエスはお答えになった。
『わたしが王だとは,
あなたが言っていることです。
わたしは真理について
証しをするために生まれ,
そのためにこの世に来た。
真理に属する人は皆,
わたしの声を聞く。』


真理は

イエスがもたらした神の啓示です。


ここでは,

神の啓示そのものである

イエスご自身を表しています



(ヨハネ14:6)新共同訳 

「イエスは言われた。
『わたしは道であり,
真理であり,命である。
わたしを通らなければ,
だれも父のもとに
行くことができない。』」





死刑の判決を受ける

18:38-19:16





逮捕


死刑の判決を受ける

(ヨハネ18:38-40)新共同訳 


 18:38 ピラトは,
こう言ってからもう一度,
ユダヤ人たちの前に出て来て言った。
「わたしはあの男に何の罪も見いだせない。
 18:39 ところで,
過越祭にはだれか一人を
あなたたちに釈放するのが
慣例になっている。
あのユダヤ人の王を釈放してほしいか。」
 すると,彼らは,
「その男ではない。バラバを」
と大声で言い返した。
バラバは強盗であった。



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