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朝の光(聖書の言葉)

ホセア書 解説  2023.6.1   

ホセア書 2023.6.1




「ホセア」という名前は,

「救い」という意味です。


この名前は,

「ヨシュア」または

「イエス」とおなじ意味です。


預言者ホセアは,

紀元前8世紀の

北王国イスラエルの預言者です。


北イスラエルの信仰は

積極的な偶像礼拝をおこないます。


ヤロブアム2世のころ,

北イスラエルは

国家として栄えましたが,

偶像礼拝に陥っていました。


そこで神は,

ホセアという預言者を

遣わしました。


●●


愛の預言者ホセア


(ホセア1:1-3)

「ユダヤの王ウジヤ,
ヨタム,アハズ,ヒゼキヤの世,
イスラエルの王ヨアシの子
ヤラベアムの世に,
ベエリの子ホセアに
臨んだ主の言葉。
主が最初ホセアによって
語られた時,
主はホセアに言われた,
『行って,淫行の妻と,
淫行によって生れた子らを
受けいれよ。
この国は主にそむいて,
はなはだしい淫行を
なしているからである』。
そこで彼は行って
デブライムの娘ゴメルをめとった。
彼女は
みごもって男の子を産んだ。」


ホセアは姦淫の女をめとることで

神の愛を知ります。


●●


すべての民を含む


(ホセア1:10,11)

「しかしイスラエルの人々の数は
海の砂のように量ることも,
数えることも
できないほどになって,
さきに彼らが
『あなたがたは,
わたしの民ではない』
と言われたその所で,
『あなたがたは
生ける神の子である』
と言われるようになる。
そしてユダの人々と
イスラエルの人々は共に集まり,
ひとりの長を立てて,
その地からのぼって来る。
エズレルの日は
大いなるものとなる。」



ここで,

神の国にはすべての民族を

含むことを預言します





神の愛による回復 


(ホセア3:1)

「主は私に仰せられた。
『再び行って,
夫に愛されていながら
姦通している女を愛せよ。
ちょうど,ほかの神々に向かい,
干しぶどうの菓子を
愛しているイスラエルの人々を
主が愛しておられるように。』」


「ホセア」という名前は,

「救い」という意味です。


この名前は,「ヨシュア」または

「イエス」とおなじ意味です。


ホセアは,

紀元前8世紀にあらわれた

預言者です。


北の王国,イスラエルが

滅びる前に

現れた預言者でした。


ホセアと

ホセアの妻ゴメルとの関係は,

神とイスラエルの民との関係を

表わしています。


神は,堕落した者を赦し,

もう一度,自分のもとに,

返そうとします。


神の姿を,

ホセアは自分の生活で

示しました。


ホセアは,

罪を赦すイエス・キリストを

預言しました。


夫であるホセアは

主イエス・キリストを表し,

妻のゴメルは

偶像崇拝(姦淫する)する

北イスラエル(我々)を表します。


☆彡


(ホセア3:1-5)

「主は私に仰せられた。
『再び行って,
夫に愛されていながら
姦通している女を愛せよ。
ちょうど,ほかの神々に向かい,
干しぶどうの菓子を愛している
イスラエルの人々を
主が愛しておられるように。』
そこで,私は銀十五シェケルと
大麦一ホメル半で
彼女を買い取った。
私は彼女に言った。
『これから長く,
私のところにとどまって,
もう姦淫をしたり,
ほかの男と通じたりしてはならない。
私も,あなたにそうしよう。』
それは,イスラエル人は長い間,
王もなく,首長もなく,
いけにえも,
石の柱も,エポデも,
テラフィムもなく過ごすからだ。
その後,
イスラエル人は帰って来て,
彼らの神,主と,
彼らの王ダビデを尋ね求め,
終わりの日に,
おののきながら
主とその恵みに来よう。」




「主を捜し求めよう。」


(ホセア5:15)

「彼らが自分の罪を認め,
わたしの顔を慕い求めるまで,
わたしは
わたしの所に戻っていよう。
彼らは苦しみながら,
わたしを捜し求めよう。」


ホセアは,イスラエルの民に

「苦しみながら,

わたし(主)を捜し求めよう」

と言います。




●●


三日目の復活 


(ホセア6:2)

「主は二日の後,
私たちを生き返らせ,
三日目に
私たちを立ち上がらせる。」


ホセアに与えられた預言です。

ホセアの信仰は,

復活の信仰に至ります。


☆彡


(ホセア6:1―3)

「さあ,主に立ち返ろう。
主は私たちを引き裂いたが,
また,いやし,
私たちを打ったが,
また,包んでくださるからだ。
主は二日の後,
私たちを生き返らせ,
三日目に私たちを立ち上がらせる。
私たちは,御前に生きるのだ。
私たちは,知ろう。
主を知ることを切に追い求めよう。
主は暁の光のように,
確かに現われ,
大雨のように,
私たちのところに来,
後の雨のように,
地を潤される。」


「立ち上がらせる」とは,

回復させることです。


ヤロブアム2世のころ,

北イスラエルは

国家として栄えました。


しかし,民は偶像礼拝をし,

また霊的な飢えがありました。


そこで,神はホセアを送りました。



イエス・キリストの復活によって

成し遂げられます。


(1コリント15:20-22)

 新改訳

「しかし,今やキリストは,
眠った者の初穂として
死者の中からよみがえられました。
というのは,
死がひとりの人を通して
来たように,
死者の復活もひとりの人を
通して来たからです。
すなわち,
アダムにあってすべての人が
死んでいるように,
キリストによって
すべての人が
生かされるからです。」




(ホセア6;1-3 口語訳)

「さあ,わたしたちは主に帰ろう。
主はわたしたちをかき裂かれたが,
またいやし,
わたしたちを打たれたが,
また包んでくださるからだ。
主は,ふつかの後,わたしたちを生かし,
三日目にわたしたちを立たせられる。
わたしたちはみ前で生きる。
わたしたちは主を知ろう,
せつに主を知ることを求めよう。
主はあしたの光のように
必ず現れいで,
冬の雨のように,
わたしたちに臨み,
春の雨のように地を潤される」。


●●


主を知ること


(ホセア6:3)

「私たちは,知ろう。
主を知ることを切に追い求めよう。
主は暁の光のように,
確かに現われ,
大雨のように,
私たちのところに来,
後の雨のように,
地を潤される。」



「私たちは知ろう」(ワーシップ)

「私たちは知ろう 
主を知ることを 
せつに追い求め
主は暁の 光りのように 
確かにあらわれ
大雨のように 
わたしたちのところに来て
後の雨のように 
地を潤(うるお)される」

 

☆彡


(ホセア6:1-3)

「さあ,主に立ち返ろう。
主は私たちを引き裂いたが,
また,いやし,私たちを打ったが,
また,包んでくださるからだ。
主は二日の後,
私たちを生き返らせ,
三日目に私たちを立ち上がらせる。
私たちは,御前に生きるのだ。
私たちは,知ろう。
主を知ることを切に追い求めよう。
主は暁の光のように,
確かに現われ,
大雨のように,
私たちのところに来,
後の雨のように,
地を潤される。」


●●


神を知る


(ホセア6:6)

「わたしは誠実を喜ぶが,
いけにえは喜ばない。
全焼のいけにえより,
むしろ神を知ることを喜ぶ。」


「誠実」は

原語が「ケセド」であり,

「忠実,愛,

いつくしみ,あわれみ」

などの意味があります。

新約聖書では

「あわれみ」となります。


●●


エジプトから呼び出す


(ホセア11:1)

「イスラエルが幼いころ,
わたしは彼を愛し,
わたしの子を
エジプトから呼び出した。」


神は,エジプトの奴隷の状態から,

モーセとイスラエルの民を

救います。


イエスの誕生の時,

ヘロデ王からのがれるため

エジプトに逃げて生きます。


そこからイスラエルに戻った時,

ホセアの言葉を

マタイは思い出します。


(マタイ2:15)

「 ヘロデが死ぬまでそこにいた。
これは,主が預言者を通して,
『わたしはエジプトから,
わたしの子を呼び出した。』
と言われた事が
成就するためであった。」


(マタイ2:14,15)口語訳

「そこで,ヨセフは立って,
夜の間に幼な子とその母とを連れて
エジプトへ行き,
ヘロデが死ぬまで
そこにとどまっていた。
それは,主が預言者によって
『エジプトから
わが子を呼び出した』
と言われたことが,
成就するためである。」


☆彡


(ホセア11:1―3)口語訳

「わたしはイスラエルの幼い時,
これを愛した。
わたしはわが子を
エジプトから呼び出した。
わたしが呼ばわるにしたがって,
彼らはいよいよ
わたしから遠ざかり,
もろもろのバアルに犠牲をささげ,
刻んだ像に香をたいた。
わたしは
エフライムに歩むことを教え,
彼らをわたしの腕にいだいた。
しかし彼らは
わたしにいやされた事を
知らなかった。」





主に立ちかえる


(ホセア14:1)

「イスラエルよ。
あなたの神,主に立ち返れ。
あなたの不義が
つまずきのもとであったからだ。」





新聖歌 176 

「イェスは汝(なれ)を呼び給う」 

1.
イェスは汝(なれ)を呼び給う  
いと 物静かに      
愛の神の許(もと)より  
などて去りしと          

(くり返し) 

帰れや  帰れや  帰れやと  
主は今呼び給う


2.
イェスは罪に苦しむ  
汝(な)がみを  今呼ぶ
重き荷をば下ろして  
安き得よやと

(くり返し)

 帰れや  帰れや  帰れやと  
主は今呼び給う


3.
イェスは尚(なお)も忍びて  
汝(な)がみを待つなり
 来たれ罪と汚(けが)れの  
有(あ)らば有るまま

(くり返し) 
帰れや  帰れや  帰れやと  
主は今呼び給う


4.
招(まね)く声に従い  
直(ただ)ちに立って行け
後にならば無駄なり  
悔(く)いの涙も              

(くり返し) 
帰れや  帰れや  帰れやと  
主は今呼び給う






救いと祝福の預言


(ホセア14:1-9)口語訳

イスラエルよ,
あなたの神,主に帰れ。
あなたは自分の不義によって,
つまずいたからだ。
あなたがたは言葉を携えて,
主に帰って言え,
「不義はことごとくゆるして,
よきものを受けいれてください。
わたしたちは
自分のくちびるの実をささげます。
アッスリヤはわたしたちを助けず,
わたしたちは馬に乗りません。
わたしたちはもはや
自分たちの手のわざに向かって
『われわれの神』とは言いません。
みなしごはあなたによって,
あわれみを得るでしょう」。
わたしは彼らのそむきをいやし,
喜んでこれを愛する。
わたしの怒りは
彼らを離れ去ったからである。
わたしはイスラエルに対しては
露のようになる。
彼はゆりのように花咲き,
ポプラのように根を張り,
その枝は茂りひろがり,
その麗しさはオリブの木のように,
そのかんばしさは
レバノンのようになる。
彼らは帰って来て,
わが陰に住み,園のように栄え,
ぶどうの木のように花咲き,
そのかんばしさは
レバノンの酒のようになる。
エフライムよ,
わたしは偶像と
なんの係わりがあろうか。
あなたに答え,
あなたを顧みる者はわたしである。
わたしは緑のいとすぎのようだ。
あなたはわたしから実を得る。
知恵のある者はだれか。
その人にこれらのことを悟らせよ。
悟りある者はだれか。
その人にこれらのことを知らせよ。
主の道は直く,
正しき者はこれを歩む。
しかし罪びとはこれにつまずく。」





知恵のある者


(ホセア14:9)

「知恵のある者はだれか。
その人にこれらのことを悟らせよ。
悟りある者はだれか。
その人にこれらのことを知らせよ。
主の道は直く,
正しき者はこれを歩む。
しかし罪びとはこれにつまずく。」


 9節は預言の教訓の要約です。

(参 詩107:43,伝12:13‐14).

同じような言葉を対にして,

契約の道と偶像の道を

要約しています。

神は不変の愛と契約と

恵みの道を示しました。


「正しい者」は

「主の道」を歩みます。

「そむく者」,

反抗する者は神を知らず,

また悟らないので,

主の道を歩むことを拒み,

つまずいて,

破滅へと進みます。


本書の教訓の中心は,

イスラエルに対する

悔い改めと救いの呼びかけです。


神は愛し,赦す神です。

それ故,

自分に伝えられた神の愛の使信を

悟って悔い改め,

神との正しい関係の中で

信仰の道を歩むように,

という勧めをします。






2023-06-02













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