降誕 4 マタイ
(マタイ1:23-25)
M.T
○
インマヌエル
(マタイ1:23-25)新共同訳
「見よ,
おとめが身ごもって
男の子を産む。
その名は
インマヌエルと呼ばれる。」
この名は,
『神は我々と共におられる』
という意味である。
ヨセフは眠りから覚めると,
主の天使が命じたとおり,
妻を迎え入れ,
男の子が生まれるまで
マリアと関係することはなかった。
そして,
その子をイエスと名付けた。」
ヨセフに
「神は我々と共におられる」
という言葉が与えられました。
マリアにとっても
ヨセフ にとっても,
イエス・キリストを身ごもり,
育てることは
大きな重荷だったでしょうが,
「神は我々と共におられる」
(1:23)のことばを
思い巡らしていたことでしょう。
マリヤとヨセフは,
民を罪から救う神様の愛のご計画を
主の天使の言葉を信じて
受け入れました。
「神は我々と共におられる」
の約束は
わたしたちにも,
神様の大きな 祝福があります。
○
救い主が乙女から生まれることは
紀元七百年頃に
イザヤ書7:14,9:5に
預言されていました。
(イザヤ7:14)新共同訳
「それゆえ、
わたしの主が御自ら
あなたたちにしるしを
与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、
男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ。」
(イザヤ9:5)新共同訳
「ひとりのみどりごが
わたしたちのために生まれた。
ひとりの男の子が
わたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、
『驚くべき指導者、力ある神
永遠の父、平和の君』
と唱えられる。」
☆彡
イエスの誕生が予告される
(ルカ1:26-38)新共同訳
六か月目に,
天使ガブリエルは,
ナザレというガリラヤの町に
神から遣わされた。
ダビデ家のヨセフという人の
いいなずけである
おとめのところに
遣わされたのである。
そのおとめの名は
マリアといった。
天使は,
彼女のところに来て言った。
「おめでとう,恵まれた方。
主があなたと共におられる。」
マリアはこの言葉に戸惑い,
いったいこの挨拶は
何のことかと考え込んだ。
すると,天使は言った。
「マリア,
恐れることはない。
あなたは神から恵みをいただいた。
あなたは
身ごもって男の子を産むが,
その子をイエスと名付けなさい。
その子は偉大な人になり,
いと高き方の子と言われる。
神である主は,
彼に父ダビデの王座をくださる。
彼は永遠にヤコブの家を治め,
その支配は終わることがない。」
マリアは天使に言った。
「どうして,
そのようなことが
ありえましょうか。
わたしは
男の人を知りませんのに。」
天使は答えた。
「聖霊があなたに降り,
いと高き方の力があなたを包む。
だから,
生まれる子は聖なる者,
神の子と呼ばれる。
あなたの親類のエリサベトも,
年をとっているが,
男の子を身ごもっている。
不妊の女と言われていたのに,
もう六か月になっている。
神にできないことは
何一つない。」
マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり,
この身に成りますように。」
そこで,天使は去って行った。
2024-07-30