ネブカデネザルの夢,大きな木
(ダニエル4:24-27)
「王さま。
その解き明かしは次のとおりです。
これは,いと高き方の宣言であって,
わが主,王さまに起こることです。
あなたは人間の中から追い出され,
野の獣とともに住み,
牛のように草を食べ,天の露にぬれます。
こうして,七つの時が過ぎ,
あなたは,いと高き方が人間の国を支配し,
その国をみこころにかなう者に
お与えになることを知るようになります。
ただし,
木の根株は残しておけと
命じられていますから,
天が支配するということを
あなたが知るようになれば,
あなたの国は
あなたのために堅く立ちましょう。
それゆえ,王さま,
私の勧告を快く受け入れて,
正しい行いによってあなたの罪を除き,
貧しい者をあわれんで
あなたの咎を除いてください。
そうすれば,
あなたの繁栄は長く続くでしょう。」
ネブカデネザルは高慢になっていました。
彼は,獣のような生き物に変えられます。
そののち,王は
「目を上げて天を仰ぐと,
理性が戻ってきて」
(34),神を賛美します。
☆
ネブカデネザル,神をほめる
(ダニエル4:34-37口語訳)
「こうしてその期間が満ちた後,
われネブカデネザルは,
目をあげて天を仰ぎ見ると,
わたしの理性が自分に帰ったので,
わたしはいと高き者をほめ,
その永遠に生ける者をさんびし,
かつあがめた。
その主権は永遠の主権,
その国は世々かぎりなく,
地に住む民はすべて無き者のように思われ,
天の衆群にも,地に住む民にも,
彼はその意のままに事を行われる。
だれも彼の手をおさえて
「あなたは何をするのか」
と言いうる者はない。
この時わたしの理性は自分に帰り,
またわが国の光栄のために,
わが尊厳と光輝とが,わたしに帰った。
わが大臣,わが貴族らもきて,
わたしに求め,
わたしは国の上に堅く立って,
前にもまさって大いなる者となった。
そこでわれネブカデネザルは今,
天の王をほめたたえ,
かつあがめたてまつる。
そのみわざはことごとく真実で,
その道は正しく,
高ぶり歩む者を低くされる。」
2020-09-22