かすかな細い声
(1列王記19:11,12)
「主は仰せられた。
『外に出て,
山の上で主の前に立て。』
すると,
そのとき,主が通り過ぎられ,
主の前で,
激しい大風が山々を裂き,
岩々を砕いた。
しかし,
風の中に主はおられなかった。
風のあとに地震が起こったが,
地震の中にも主はおられなかった。
地震のあとに火があったが,
火の中にも主はおられなかった。
火のあとに,
かすかな細い声があった。」
旧約聖書の預言者エリヤに神が現われ,
声をかける箇所です。
「主が通り過ぎられ」とは,
神の特別な顕現を表しています。
神が現われたということです。
「火」とは稲妻を表していると
考えるひとがいます。
神からの細い声がありました。
神の声は,エリヤに,
静かに聞こえてきました。
エリヤ,エリシャに油を注ぐ
(1列王19:13-18 口語訳)
「エリヤはそれを聞いて
顔を外套に包み,
出てほら穴の口に立つと,
彼に語る声が聞えた,
『エリヤよ,
あなたはここで何をしているのか』。
彼は言った,
『わたしは万軍の神,
主のために非常に熱心でありました。
イスラエルの人々は
あなたの契約を捨て,
あなたの祭壇をこわし,
刀であなたの預言者たちを
殺したからです。
ただわたしだけ残りましたが,
彼らはわたしの命を
取ろうとしています』。
主は彼に言われた,
『あなたの道を帰って行って,
ダマスコの荒野におもむき,
ダマスコに着いて,
ハザエルに油を注ぎ,
スリヤの王としなさい。
またニムシの子エヒウに油を注いで
イスラエルの王としなさい。
またアベルメホラのシャパテの子
エリシャに油を注いで,
あなたに代って預言者としなさい。
ハザエルのつるぎをのがれる者を
エヒウが殺し,
エヒウのつるぎをのがれる者を
エリシャが殺すであろう。
また,わたしはイスラエルのうちに
七千人を残すであろう。
皆バアルにひざをかがめず,
それに口づけしない者である』」。
2015-10-28