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朝の光(聖書の言葉)

1列王記 3 17-終 預言者エリヤ活躍する時代  2021-08-22

1列王記 3 17-終 

預言者エリヤ活躍する時代  


2021-08-22






エリヤ,干ばつの預言


(1列王記17:1口語訳)

「ギレアデのテシベに住む
テシベびとエリヤはアハブに言った,
『わたしの仕えているイスラエルの神,
主は生きておられます。
わたしの言葉のないうちは,
数年雨も露もないでしょう』」。


「エリヤ」は,

「ヤハウェ(主)は神である」の意味です。


前9世紀前半に北イスラエルで

活躍した預言者です。


ティシュベ人.アハブ王に

2,3年間大干ばつがあることを予告し,

ケリテ川のほとりに身を隠して,

烏に養われました。




干ばつの終わり


(1列王記18:41口語訳)

「エリヤはアハブに言った,
『大雨の音がするから,
上って行って,食い飲みしなさい』」。




(ヤコブ5:16,18)

「あなたがたは,
互いに罪を言い表し,
互いのために祈りなさい。
いやされるためです。
義人の祈りは働くと,
大きな力があります。
エリヤは,
私たちと同じような人でしたが,
雨が降らないように熱心に祈ると,
三年六か月の間,
地に雨が降りませんでした。」





なくならない油


(1列王17:13,14口語訳)

エリヤは彼女に言った,
「恐れるにはおよばない。
行って,
あなたが言ったとおりにしなさい。
しかしまず,
それでわたしのために小さいパンを,
一つ作って持ってきなさい。
その後,あなたと,
あなたの子供のために作りなさい。
『主が雨を地のおもてに降らす日まで,
かめの粉は尽きず,
びんの油は絶えない』
とイスラエルの神,
主が言われるからです」。



その後シドンのツァレファテの

やもめのところに身を寄せ,

養われます。(同17:8‐24)


ツァレファテのやもめの出来事です。


イエスの5つのパンと2匹の魚で,

5千人のパンの奇跡を思い出させます。


神の恵みは尽きません。


(マタイ6:34)
「だから,
あすのための心配は無用です。
あすのことはあすが心配します。
労苦はその日その日に,
十分あります。」


☆彡


(1列王17:8-16)口語訳

その時,主の言葉が彼に臨んで言った,
「立ってシドンに属する
ザレパテへ行って,
そこに住みなさい。
わたしは
そのところのやもめ女に命じて
あなたを養わせよう」。
そこで彼は立ってザレパテへ行ったが,
町の門に着いたとき,
ひとりのやもめ女が,
その所でたきぎを拾っていた。
彼はその女に声をかけて言った,
「器に水を少し持ってきて,
わたしに飲ませてください」。
彼女が行って,
それを持ってこようとした時,
彼は彼女を呼んで言った,
「手に一口のパンを
持ってきてください」。
 彼女は言った,
「あなたの神,主は生きておられます。
わたしにはパンはありません。
ただ,かめに一握りの粉と,
びんに少しの油があるだけです。
今わたしはたきぎ二,三本を拾い,
うちへ帰って,
わたしと子供のためにそれを調理し,
それを食べて
死のうとしているのです」。
エリヤは彼女に言った,
「恐れるにはおよばない。
行って,
あなたが言ったとおりにしなさい。
しかしまず,
それでわたしのために小さいパンを,
一つ作って持ってきなさい。
その後,あなたと,
あなたの子供のために作りなさい。
『主が雨を地のおもてに降らす日まで,
かめの粉は尽きず,
びんの油は絶えない』
とイスラエルの神,
主が言われるからです」。
彼女は行って,
エリヤが言ったとおりにした。
彼女と彼および彼女の家族は
久しく食べた。
主がエリヤによって言われた
言葉のように,
かめの粉は尽きず,
びんの油は絶えなかった。




エリヤの奇跡


(1列王記17:22)口語訳

「主はエリヤの声を
聞きいれられたので,
その子供の魂はもとに帰って,
彼は生きかえった。」


やもめの息子を生き返らします。



イエスもやもめの死んだ息子を

生き返らせます。


(ルカ7:11-15)

「それから間もなく,
イエスはナインという町に行かれた。
弟子たちと大ぜいの人の群れが
いっしょに行った。
イエスが町の門に近づかれると,
やもめとなった母親のひとり息子が,
死んでかつぎ出されたところであった。
町の人たちが
大ぜいその母親につき添っていた。
主はその母親を見てかわいそうに思い,
「泣かなくてもよい」と言われた。
そして近寄って棺に手をかけられると,
かついでいた人たちが
立ち止まったので,
『青年よ。あなたに言う,起きなさい』
と言われた。
すると,その死人が起き上がって,
ものを言い始めたので,
イエスは彼を母親に返された。」


エリヤはいろいろの奇跡をします。

旧約聖書では,

選ばれた人だけが聖霊を受け,

聖霊の賜物を

与えられた働きをしています。


新約聖書になって,

イエスを信じる者は聖霊を受け,

賜物が与えられます。


(1コリント12:4-11口語訳)

「霊の賜物は種々あるが,
御霊は同じである。
務は種々あるが,主は同じである。
働きは種々あるが,
すべてのものの中に働いて
すべてのことをなさる神は,
同じである。
各自が御霊の現れを賜わっているのは,
全体の益になるためである。
すなわち,
ある人には
御霊によって知恵の言葉が与えられ,
ほかの人には,
同じ御霊によって知識の言,
またほかの人には,
同じ御霊によって信仰,
またほかの人には,
一つの御霊によっていやしの賜物,
またほかの人には力あるわざ,
またほかの人には預言,
またほかの人には霊を見わける力,
またほかの人には種々の異言,
またほかの人には異言を解く力が,
与えられている。
すべてこれらのものは,
一つの同じ御霊の働きであって,
御霊は思いのままに,
それらを
各自に分け与えられるのである。」


☆彡


(1列王記17:17-24)口語訳

「これらの事の後,
その家の主婦である
この女の男の子が病気になった。
その病気はたいそう重く,
息が絶えたので,
彼女はエリヤに言った,
『神の人よ,あなたはわたしに,
何の恨みがあるのですか。
あなたはわたしの罪を
思い出させるため,
またわたしの子を
死なせるために
おいでになったのですか』。
エリヤは彼女に言った,
『子をわたしによこしなさい』。
そして彼女のふところから子供を取り,
自分のいる屋上のへやへかかえて上り,
自分の寝台に寝かせ,
主に呼ばわって言った,
『わが神,主よ,
あなたはわたしが宿っている家の
やもめにさえ災をくだして,
子供を殺されるのですか』。
そして三度その子供の上に身を伸ばし,
主に呼ばわって言った,
『わが神,主よ,
この子供の魂をもとに
帰らせてください』。
主はエリヤの声を聞きいれられたので,
その子供の魂はもとに帰って,
彼は生きかえった。
エリヤはその子供を
取って屋上のへやから
家の中につれて降り,
その母にわたして言った,
『ごらんなさい。
あなたの子は生きかえりました』。
女はエリヤに言った,
『今わたしは
あなたが神の人であることと,
あなたの口にある主の言葉が
真実であることを知りました』」。




北のイスラエルでは,

王に対抗できる

勇気のある預言者が出ます。


エリヤとエリシャがその代表です。

南ユダにも

神殿礼拝を忘れた時代がありました。


しかし,

南のユダにはヒゼキヤやヨシヤなどの

宗教改革に目覚める王が出ます。





オバデヤとエリヤ


(1列王記18:3,4)口語訳

「アハブは家づかさオバデヤを召した。
(オバデヤは深く主を恐れる人で,
イゼベルが
主の預言者を断ち滅ぼした時,
オバデヤは百人の預言者を
救い出して五十人ずつほら穴に隠し,
パンと水をもって彼らを養った)。」


オバデヤは

アハブ王宮に仕えていました。

100人の預言者を救いました。

「エリヤ」を「私の主人」と呼ぶ。


しかし,

エリヤの側につくことに躊躇します。


オバデヤは次のように言っています。


(1列王記18:14)

「今,あなたは
『行って,エリヤがここにいると,
あなたの主人に言え』と言われます。
彼は私を殺すでしょう。」





エリヤとバアルの預言者との戦い


アハブ王とエリヤ


(1列王記18:20,21)口語訳

「そこでアハブは
イスラエルのすべての人に
人をつかわして,
預言者たちをカルメル山に集めた。
そのときエリヤは
すべての民に近づいて言った,
『あなたがたは
いつまで二つのものの間に
迷っているのですか。
主が神ならばそれに従いなさい。
しかしバアルが神ならば,
それに従いなさい』。
民はひと言も彼に答えなかった。」


3年目に,

アハブの妻イゼベルの保護していた

450人のバアルの預言者と

エリヤ一人が

カルメル山頂で対決します。


主はエリヤの祈りに答えて,

天から火を下し,

全焼のいけにえや

たきぎなどを焼き尽して,

主こそ神であることを示されました。




アハブ王はバアル信仰を容認します。

このアハブ王に

預言者エリヤは対立します。


この後,

エリヤはバアルの預言者を

皆殺しにしました。


わたしたちも,

真の神に従う行動を

いつも取りたいものです。






(1列王記18:37,38)口語訳

「『主よ,わたしに答えてください,
わたしに答えてください。
主よ,この民にあなたが神であること,
またあなたが
彼らの心を翻されたのであることを
知らせてください』。
そのとき主の火が下って燔祭と,
たきぎと,石と,ちりとを焼きつくし,
またみぞの水をなめつくした。」


北イスラエルのアハブ王が

バアル礼拝を導入したころ,

神はエリヤを遣わして,

北イスラエルを真の神に

立ち帰えらそうとします。





エリヤのうつ


(1列王記19:4)口語訳

「自分は一日の道のりほど
荒野にはいって行って,
れだまの木の下に座し,
自分の死を求めて言った,
『主よ,もはや,じゅうぶんです。
今わたしの命を取ってください。
わたしは
先祖にまさる者ではありません』」。


エリヤはバアルの預言者と対決し,

勝利を得ますが,

イゼベルに命を狙われます。


すると,

エリヤは

「燃え尽き」たかのようになります。


うつとなり,そして,

自分の死さえ願います。


現代人の精神的な病を思い出させます。


仕事には,勝ち組だったが,

緊張のために欝になった。


仕事に力を使い果たし

燃え尽き症候群となった。


エリヤは天使の導きで

神の声を聞くことによって,

再び力を得ます。


旧約聖書の偉大な預言者にも

弱いところがありました。


神の声は,そこに現れました。





かすかな細い声


(1列王記19:11,12)

「主は仰せられた。
『外に出て,山の上で主の前に立て。』
すると,そのとき,主が通り過ぎられ,
主の前で,激しい大風が山々を裂き,
岩々を砕いた。
しかし,風の中に主はおられなかった。
風のあとに地震が起こったが,
地震の中にも主はおられなかった。
地震のあとに火があったが,
火の中にも主はおられなかった。
火のあとに,
かすかな細い声があった。」


エリヤは,

イゼベルの怒りと復讐を恐れて逃れ,

神の山ホレブに着きます。


そこで主のかすかな細き御声を聞き,

励ましと新たな命令を受け,

再び立ち上がります。


旧約聖書の預言者エリヤに神が現われ,

声をかける箇所です。


「主が通り過ぎられ」とは,

神の特別な顕現を表します。


「火」とは稲妻を表していると

考えられています。


神は細かい声があった。


神の声は,エリヤには,

このとき,静かに聞こえて来ました。





エリヤ,天に上げられる


(列王下2:1,2) 新共同訳

「主が嵐を起こして
エリヤを
天に上げられたときのことである。
エリヤはエリシャを連れて
ギルガルを出た。
エリヤはエリシャに,
『主はわたしを
ベテルにまでお遣わしになるが,
あなたはここにとどまっていなさい』
と言った。
しかしエリシャは,
『主は生きておられ,
あなた御自身も生きておられます。
わたしはあなたを離れません』
と答えたので,
二人はベテルに下って行った。」


預言者エリヤが死に臨んで,

弟子のエリシャに語った言葉です。



(列王下2:11,12) 新共同訳

「彼らが話しながら歩き続けていると,
見よ,
火の戦車が火の馬に引かれて現れ,
二人の間を分けた。
エリヤは嵐の中を天に上って行った。
エリシャはこれを見て,
『わが父よ,わが父よ,
イスラエルの戦車よ,その騎兵よ』
と叫んだが,
もうエリヤは見えなかった。
エリシャは自分の衣をつかんで
二つに引き裂いた。」



2021-08-22



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