「王権は主のもの」
(オバデヤ1:21)
「救う者たちは,
エサウの山をさばくために,
シオンの山に上り,
王権は主のものとなる。」
著者のオバデヤについても,
書かれた時代,場所についても不明です。
前半は,
エドムに対するさばきを預言します。
次に,
全世界の終わりのさばきの日を
預言します。
「シオンの山」は旧約聖書では,
エルサレムを象徴していますが,
人が神と共に住む天の住まいである,
「神の国」です。
「王権は主のものとなる」という預言は,
キリストの再臨の時に実現します。
新約聖書のヨハネの黙示録で,
次のように預言しています。
(ヨハネ黙示14:1)
「また私は見た。
見よ。
小羊がシオンの山の上に立っていた。
また小羊とともに
十四万四千人の人たちがいて,
その額には小羊の名と,
小羊の父の名とがしるしてあった。」
(ヨハネ黙示11:15)
「第七の御使いがラッパを吹き鳴らした。
すると,
天に大きな声々が起こって言った。
『この世の国は
私たちの主および
そのキリストのものとなった。
主は永遠に支配される。』」
2015-10-19