全世界の終わりのさばき
(オバデヤ1:15,16)
「主の日は
すべての国々の上に近づいている。
あなたがしたように,あなたにもされる。
あなたの報いは,あなたの頭上に返る。
あなたがた
がわたしの聖なる山で飲んだように,
すべての国々も飲み続け,
飲んだり,すすったりして,
彼らは今までになかった者のように
なるだろう。」
ここでは,
全世界の裁きを預言しています。
著者のオバデヤの個人,
書かれた時代,場所はわかりません。
前半(1:2-12)は,
エドムに対するさばきを預言します。
次(1:15,16)に,
全世界の終わりのさばきの日を
預言します。
続いて(1:17-21)では,
エルサレムが聖別され,
そして,そこでの神の統治を約束します。
オバデヤ書は1章だけです。
○
「王権は主のものとなる」
(オバデヤ17-21)
「しかし,シオンの山には,
のがれた者がいるようになり,
そこは聖地となる。
ヤコブの家はその領地を所有する。
ヤコブの家は火となり,
ヨセフの家は炎となり,
エサウの家は刈り株となる。
火と炎はわらに燃えつき,
これを焼き尽くし,
エサウの家には生き残る者がいなくなる,
と主は告げられた。
ネゲブの人々はエサウの山を,
低地の人々はペリシテ人の国を占領する。
また彼らはエフライムの平野と,
サマリヤの平野とを占領し,
ベニヤミンはギルアデを占領する。
イスラエルの子らで,
この塁の捕囚の民は
カナン人の国をツァレファテまで,
セファラデにいるエルサレムの捕囚の民は
南の町々を占領する。
救う者たちは,
エサウの山をさばくために,
シオンの山に上り,
王権は主のものとなる。」
「王権は主のものとなる」
(オバデヤ1:21)という預言は,
キリストの再臨のとき実現します。
新約聖書の最後の書である
ヨハネ黙示録には,
次のように書いてあります。
(ヨハネ黙示11:15)
「第七の御使いが
ラッパを吹き鳴らした。
すると,
天に大きな声々が起こって言った。
『この世の国は
私たちの主および
そのキリストのものとなった。
主は永遠に支配される。』」
2015-10-27