見出し画像

朝の光(聖書の言葉)

オバデヤ書 解説  2015-11-01

オバデヤ書



(オバデヤ1:21)



「王権は主のものとなる。」



オバデヤは,

工ドムの滅亡を預言します。



エドムは死海南の岩石の多い

山地の中にあり,

南北約160キロ,

東西約32キロに伸び,

水が豊かで牧草に富んでいました。



首都はセラ(ベトラとも呼ぶ)で,

山岳峡谷の奥深くある

絶壁面に掘り込まれて,

高く設けられて,

すばらしく美しい峡谷を

見下ろしていました。


エドム人は外へ出て襲激に遠征し,

それから

その岩の多い峡谷にそびえ立つ

難攻不落の要塞に退くのを

常としました。


エドム人は

エサウの子孫であったが,

ユダヤ人の宿敵であり,

エサウとヤコブの争いを

永続させていました。

(創世記25:23,27:41)


彼らはモーセの通過を拒み

(民20:14-21),

常に攻撃軍を

助けようと備えていました。






☆彡



オバデヤの幻


(オバデヤ1:1-4)

「オバデヤの幻。
神である主は,
エドムについてこう仰せられる。
私たちは主から知らせを聞いた。
使者が国々の間に送られた。
『立ち上がれ。
エドムに立ち向かい戦おう。』
見よ。
わたしは
あなたを国々の中の小さい者,
ひどくさげすまれる者とする。
あなたの心の高慢は
自分自身を欺いた。
あなたは岩の裂け目に住み,
高い所を住まいとし,
『だれが私を
地に引きずり降ろせようか。』
と心のうちに言っている。
あなたが鷲のように高く上っても,
星の間に巣を作っても,
わたしはそこから引き降ろす。
・・主の御告げ。・・』」



オバデヤの出身地,

活動した年代などは,

不明です。


ユダ王国の後記か末期ごろ

予言したようです。


その内容は

エドムの滅亡を意味しています。


エドム人の先祖はエサウであり,

イスラエルの先祖

ヤコブの先祖ヤコブの双子です。


オバデヤは

「主(ヤーウェ)のしもべ」

という意味です。


☆彡


オバデヤ1:1-14までは,

神がエドムの高慢に目を留め,

裁くというものです。


(オバデヤ1:1-14)

「オバデヤの幻。
神である主は,
エドムについてこう仰せられる。
私たちは主から知らせを聞いた。
使者が国々の間に送られた。
『立ち上がれ。
エドムに立ち向かい戦おう。』
見よ。
わたしはあなたを
国々の中の小さい者,
ひどくさげすまれる者とする。
あなたの心の高慢は
自分自身を欺いた。
あなたは岩の裂け目に住み,
高い所を住まいとし,
『だれが私を
地に引きずり降ろせようか』
と心のうちに言っている。
あなたが
鷲のように高く上っても,
星の間に巣を作っても,
わたしはそこから引き降ろす。
─ 主の御告げ ─
盗人があなたのところに来れば,
夜,荒らす者が来れば,
あなたは荒らされ,
彼らは気のすむまで
盗まないだろうか。
ぶどうを収穫する者が
あなたのところに来るなら,
彼らは取り残しの実を
残さないだろうか。
ああ,エサウは捜し出され,
その宝は見つけ出される。
あなたの同盟者がみな,
あなたを欺き,
あなたを国境まで送り返し,
あなたの親しい友が
あなたを征服し,
あなたのパンを食べていた者が,
あなたの足の下にわなをしかける。
それでも彼はそれを悟らない。
その日には, 
─ 主の御告げ ─ 
わたしは,
エドムから知恵ある者たちを,
エサウの山から
英知を消し去らないであろうか。
テマンよ。
あなたの勇士たちはおびえる。
虐殺によって,エサウの山から,
ひとり残らず絶やされよう。
あなたの兄弟,
ヤコブへの暴虐のために,
恥があなたをおおい,
あなたは永遠に絶やされる。
他国人が
エルサレムの財宝を奪い去り,
外国人がその門に押し入り,
エルサレムを
くじ引きにして取った日,
あなたもまた彼らの
うちのひとりのように,
知らぬ顔で立っていた。
あなたの兄弟の日,
その災難の日を,
あなたはただ,
ながめているな。
ユダの子らの滅びの日に,
彼らのことで喜ぶな。
その苦難の日に大口を開くな。
彼らのわざわいの日に,
あなたは,
わたしの民の門に,
入るな。
そのわざわいの日に,
あなたは,
その困難をながめているな。
そのわざわいの日に,
彼らの財宝に手を伸ばすな。
そののがれる者を断つために,
別れ道に立ちふさがるな。
その苦難の日に,
彼らの生き残った者を
引き渡すな。」
 


2015-11-01

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「オバデヤ書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事