パウロ,アグリッパ王の前で弁明
(使徒26:1)
「すると,
アグリッパがパウロに,
『あなたは,
自分の言い分を申し述べてよろしい』
と言った。
そこでパウロは,
手を差し伸べて弁明し始めた。」
○
パウロの弁明,パウロの宣教の内容
(使徒26:22,23)
「こうして,
私はこの日に至るまで神の助けを受け,
堅く立って,小さい者にも大きい者にも
あかしをしているのです。
そして,預言者たちやモーセが,
後に起こるはずだと語ったこと以外は
何も話しませんでした。
すなわち,キリストは苦しみを受けること,
また,死者の中からの復活によって,
この民と異邦人とに最初に光を宣べ伝える,
ということです。」
アグリッパ王は,
ベツレヘムの幼子を殺した
大王ヘロデの曾孫であります。
フェストは,
この種の問題を「どう取り調べたらよいか」
(26:20)
途方に暮れていました。
イエスの復活という
驚くべき出来事の真偽を,
ローマ法によっては,
判断することは出来ませんでした。
アグリッパは,
パウロに関心を持っていました。
フェストの予想通り
大きな関心を示しました。
☆彡
パウロはこの時,
自分の救われたあかしを語りました。
そして,次のように福音を宣べています。
(使徒26:23口語訳)
「すなわち,
キリストが苦難を受けること,
また,死人の中から最初によみがえって,
この国民と異邦人とに,
光を宣べ伝えるに至ることを,
あかししたのです」。
(使徒26:18口語訳)
「それは,彼らの目を開き,
彼らをやみから光へ,
悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ,
また,彼らが罪のゆるしを得,
わたしを信じる信仰によって,
聖別された人々に加わるためである」。
○
アグリッパ王は次のように言います。
(使徒26:32)
「またアグリッパはフェストに,
『この人は,
もしカイザルに上訴しなかったら,
釈放されたであろうに』と言った。」
2020-05-26