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朝の光(聖書の言葉)

哀歌   解説2 重要 2018.5.11

哀歌 解説


 (口語訳聖書 引用)




七十人訳には,

「イスラエルが捕囚となり,

エルサレムが荒廃させられた後,

エレミヤは座して泣き,

エルサレムのために

哀歌を作って言った」

という序文を作っています。



 

哀歌1章 涙の祈り

 

(哀歌1:1,2 口語訳) 


「ああ,むかしは,

民の満ちみちていたこの都,

国々の民のうちで

大いなる者であったこの町,

今は寂しいさまで座し,

やもめのようになった。

もろもろの町のうちで

女王であった者,

今は奴隷となった。

これは夜もすがら

いたく泣き悲しみ,

そのほおには涙が流れている。

そのすべての愛する者のうちには,

これを慰める者はひとりもなく,

そのすべての友は

これにそむいて,

その敵となった。」

 

哀歌は,

紀元前586年に起きた

バビロンによる

エルサレムの陥落と捕囚を

嘆きます。

 

エルサレムは今や,

敵国に侵略され,

侮辱されています。

 

この悲惨な出来事が,

神の民が主なる神から

離れてしまった

罪の結果であると見て,嘆きます。


 ○


(哀歌1:4)


「シオンの道は

祭に上ってくる者の

ないために悲しみ,

その門はことごとく荒れ,

その祭司たちは嘆き,

そのおとめたちは

引かれて行き,

シオンはみずからいたく苦しむ。」
 

神の愛は罪と妥協したり,

罪の解決なしに

人を受け入れることを

しませんでした。

 
十字架の愛が必要です。


 

哀歌2章 立ち直るために

 

(哀歌2:14) 


「あなたの預言者たちは

あなたのために,

人を欺く偽りの幻を見た。

彼らはあなたの不義をあらわして,

捕われを免れさせようとはせず,

あなたのために

人を迷わす偽りの託宣を見た。」

 

預言者たちは

罪を指摘しませんでした。


そのため,

バビロンの捕囚となります。

 

 

哀歌3章 朝ごとの恵み 

 

(哀歌3:22-24口語訳)


「主のいつくしみは

絶えることがなく,

そのあわれみは尽きることがない。

これは朝ごとに新しく,

あなたの真実は大きい。

わが魂は言う,

『主はわたしの受くべき分である,

それゆえ,

わたしは彼を待ち望む』と。」


神は,いつくしみ,真実,

希望,救いの神です。

 

神は,

苦悩の中にいる人を見捨てません。


この苦悩の中にある人にも,

神の憐みは尽きません。


 

「朝静かに」

(新聖歌334)


「朝静かに

この一日の御恵みを祈りおれば

わが心にあふれくる

主イエスのやすらぎ」




口をちりにつけよ

 
(哀歌3:26-29)


「主の救を静かに待ち望むことは,

良いことである。 

人が若い時にくびきを負うことは,

良いことである。 

主がこれを負わせられるとき,

ひとりすわって黙しているがよい。 

口をちりにつけよ,

あるいはなお

望みがあるであろう。」
 

「口とちりにつけよ」とは,

悔い改めよということです。




涙の川

 
(哀歌3:46-50)


「敵はみなわたしたちをののしり, 

恐れと落し穴と,

荒廃と滅亡とが,

わたしたちに臨みました。 

わが民の娘の滅びによって,

わたしの目には

涙の川が流れています。

わが目は絶えず涙を注ぎ出して,

やむことなく, 

主が天から見おろして,

顧みられる時にまで

及ぶでしょう。」
 
 
都市への裁きは,

天国での救いが与えられます。


 
(黙示7:17)

「御座の正面にいます小羊は
彼らの牧者となって,
いのちの水の泉に
導いて下さるであろう。
また神は,
彼らの目から涙をことごとく
ぬぐいとって下さるであろう」。

 

 

哀歌4章 激しい怒り

 

(哀歌4:11,12)

 口語訳


「主はその憤りを

ことごとく漏らし,

激しい怒りをそそぎ,

シオンに火を燃やして,

その礎までも焼き払われた。

地の王たちも,世の民らもみな,

エルサレムの門に,

あだや敵が,

討ち入ろうとは信じなかった。」

 

神の裁きはエルサレムに及びます。

 

 

哀歌5章 帰らせてください

 

(哀歌5:21,22 口語訳) 


「主よ,

あなたに帰らせてください,

われわれは帰ります。

われわれの日を新たにして,

いにしえの日のように

してください。

あなたは全く

われわれを捨てられたのですか,

はなはだしく

怒っていられるのですか。」

 

哀歌の終わりの言葉は,

祈りになっています。

 



 

 

 

 

2018.5.11


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