紙垂

紙垂（しで）とは注連縄や玉串、祓串、御幣などに付けて垂らす特殊な断ち方をして折った紙のことです。
農耕稲作文化の日本では、落雷があると稲が良く育ち豊作になると言われてきました、紙垂は雷光をイメージしているそうです、邪悪なものを追い払う意味もあるそうです。
注連縄（しめなわ）に紙垂を垂らすと神域を意味します。

わが 町内では秋祭りが近くなると町内の清掃をして街中の道路すべてに紙垂がつるされたロープが張られます。
神様が乗った神輿が通る道を清める意味があるそうです。

紙垂の断ちかたや、折りかたも神社や地域によって異なります、地区の先輩に正しい断ちかたや折りかたを教わり後輩に伝えていきましょう。

時計まわり

子供の頃に神輿は時計まわりに回るものだと教えられてきました、
宮出しや宮入りに神社の拝殿を時計まわりに三回まわります。
回る回数は神社によって異なりますが奇数回です、一回、三回、五回、多い所は七回もまわる神社があるそうです。

神事は時計まわりですね玉串など奉奠する時は榊を受けとって時計まわりに回して捧げますね。
神社に参詣する時は左側を歩いて拝礼の後時計まわりに帰ります。
昔武士が左腰に帯刀していたからと言う話しもありますね。
神輿も方向転換する時は時計まわりですし道路は左側通行ですね、これは道交法で軽車両扱いのためです。

もともと時計まわりとは時計の針の進む方向で北半球で日時計の影の回る方向です。

子供達にきちんと伝えていきましょう。

蕨手

蕨手（わらびてと読みます）若葉がまだ開かず先がこぶしのように巻いている早蕨のこと。

刀の柄や高欄などに見られます。
昔の鉄鏡にも蕨文が描かれてます。

我々は神輿の屋根の四隅に付ける角みたいなものを蕨手と呼びます。
小鳥がついている蕨手も江戸神輿にあります、 当然蕨文が彫られてます。


神輿をしまう時は蕨手と擬宝珠は取り外して収納します。

擬宝珠

擬宝珠（ぎぼしと読みます）

橋や階段の柱の上に設けられている飾りの事です。
ネギの花に似ているので葱台ともよばれています、
ネギのもつ独特の臭気が魔除けになると言われてます、
西洋ならニンニクだね。

仏教では宝珠と呼ばれ宝珠を模した物が擬宝珠と言われて神が宿るとも言われます。

現在擬宝珠は鴨川神輿の上にも付いています、一般には鳳凰が載っている神輿が多いのですが。
擬宝珠の神輿もよく見かけます、種類もシンプルなタイプから、火焔模様や、龍が巻いているもの、鯱が付いているものなど多数あります.

今度新調する神輿もシンプルな擬宝珠の予定です。

昔は宮神輿が鳳凰で町神輿が擬宝珠だったらしい、
現在は決まりはナイようです


有名な擬宝珠は伊勢神宮の宇治橋の擬宝珠です、旅の安全と再訪祈願で触って帰ると良いそうです。

木札の注文

　　　　　　（写真は見本につき最終仕様ではありません）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回木札を作成します、
サイズは30x60x3mm程度で表面に神紋を入れ鴨川神輿会、
裏面に個人名を彫る予定です。
黒の組紐付きで考えています。
寄付金額は二千円を予定していますので皆さんの申し込みをお待ちしています。

渡辺さんより名前の確認がありますので 宜しくお願いします。