2010年5月7日の西武戦(ヤフードーム=当時)。当時西武の涌井に8回まで無安打に抑えられていたが、4点を追う9回無死、李ボム浩が二塁打を放って無安打無得点試合を阻止した。
なお、この時も結局1安打完封負け。涌井が8回まで2四球の走者だけ出していた点や、ソフトバンクの先発・和田が5回限りで降板し敗戦投手になった点も同じだった。
西日本スポーツ
『先発完投へ「進化形・涌井」道しるべは“こやシン”』
涌井には、ひそかな願いがある。「“こやシン”の名前を広めたいんだよね。ぜひ記事にしてほしい」。こや…シン? 「小山コーチからシンカーを教えてもらったから。“こや”はひらがな。“シン”はカタカナで」と表記にもこだわる。この1球が打者との駆け引きにおいて、絶妙なスパイスとなる。
小山投手コーチの持ち球ツーシームの握りを参考に、春季キャンプから習得に取り組んだ。130キロ中盤で右打者の内角へ微妙に曲がり落ちる。「あるとないとでは、たぶん違う。ストレートとそこまで変わらないスピードでバッターに食い込んでいく。バッターもそれに狙いを絞ることはなかなかできないと思う。だから難しいと思う。ストライクゾーンで動いていくから」。150キロ付近の直球をコーナーに集め、スッとゾーン内から沈む“こやシン”で打ち取る。打者は手を焼く。
nikkansports.com
『楽天涌井ノーノー逃し「小深田がいない…」』
熱気、のち悲鳴-。涌井は球場のそんな空気に比例せず、顔色を変えない。9回1死。代打川島がカウント2-2からの6球目を投じる前に、打席を外した。「嫌な予感がするな」。6球目。直球を詰まらせた。遊撃方向に振り返ると「小深田がいない…」。打球は中前へ。初安打を許した。「やっぱりか~」。マウンドに伊藤投手チーフコーチ、内野手が集まっても軽く返した。後続を連続三振に切り132球で今季初完封。マウンドに集う小深田へ「捕れよ」とジョークを飛ばし、ほおをやや緩めた。
nikkansports.com
『楽天・涌井、今季初完封で開幕6連勝!9回1死までノーノー投球』
涌井は初回と2回は連続三振を奪う投球を見せた。3回以降は打たせて取る投球で6回1死まで完全投球だったが、続く高谷への四球でこの試合初の走者を許したものの後続を断った。8回2死からも明石に四球を許すが続く代打・上林から空振り三振を奪って無安打で抑えた。9回は先頭の代打・松田宣から空振り三振を奪うが、続く代打・川島に中前打を打たれて快挙達成ならず。しかし後続を断って今季初の完封勝利を飾った。
スポニチ
『楽天・涌井、9回1死までノーノー!快挙逃すも無傷6連勝「仙台のマウンドが合ってきたのかな」』
ノーヒットノーランはどのタイミングから意識していたか聞かれると「本当に意識していませんでした。いつもはベンチの選手が近寄ってくるんですけど、今日は誰もいなくて(チームは)意識をしていると思いました」と話し、「7回にベンチに戻ってきた時に(渡辺)直人さんがニヤニヤしているなと思って、こっちも笑ってしまいそこで集中力が切れたかなと思います」とベンチ内でのエピソードも明かした。
スポニチ
『【楽天】涌井秀章、あと2人でノーヒットノーラン逃す「そういうもんでしょうとは思っています」』
お立ち台では「そういうもんでしょうとは思っています。ようやく名前を覚えてもらったかなと思っています」と話していた。
スポーツ報知
『緩急自在、真骨頂の快投 楽天の涌井、大記録まであと2人』
真骨頂とも言える投球だった。三回以降は緩急を巧みに使い、六回1死までは走者すら出さなかった。「内野ゴロとかフライを打たせて取る方が理想としている投球。七回まではいつも通りの投球ができた」と自身も満足できる内容だった。
どれだけ投げてもスタミナが落ちないのも涌井の強み。最後の打者、柳田に投げた直球はこの日最速の149キロをマークした。「150を出したいなと思って腕を振ったけど、全然出なくてちょっとがっかり」とちゃめっ気をのぞかせた。
快挙は逃したが、無失点で投げ切ったことを一番に喜んだ涌井。さらには「(ノーヒットノーランを)やるチャンスはまだあると思う」ときっぱり。実現できそうな予感を漂わせた。
時事通信
『書き込んでは消し…上原浩治氏が楽天・涌井の偉業達成願って「野球あるある」配慮!?』
「これも野球あるある。言葉にしたり、書き込んだりすると、記録が途切れちゃうんだよな だから、ベンチではその選手に話しかけたり、近づいたりしないんだよね」と書き込んだ後、「なのでTwitterに書き込んできたやつ、消してました。すいませんね」と謝罪。涌井の一挙手一投足に敏感に反応し、偉業達成を祈って、書き込んでは消し、書き込んでは消していた上原さんの姿を思い浮かばせた。
中日スポーツ
『【楽天】「涌井うたれたぁぁ」…涌井秀章のノーノー挑戦にSNS大興奮 惜しむ声あふれる』
SNS上では、「ああああああ涌井さんおしいいいい」「涌井うたれたぁぁ」「あと2アウトだったのに、、、」などノーヒットノーランを惜しむ声が続出。また、「涌井さんノーノー惜しかったけどナイスピッチング!」「惜しかったな~~ でもポーカーフェイスの涌井さんかっこええ」「涌井すごすぎ」など涌井を称える声が呟かれていた。
スポーツ報知
『押切もえ、夫の楽天・涌井の快投を息子とテレビ観戦報告「ちょっと眠くなりながらの『がんばれ~』の声も、届いたかな」』
ノーヒットノーランを目前で逃した楽天の涌井秀章投手(34)の妻でモデルの押切もえ(40)が5日、自身のブログを更新。「今夜もTVで息子とパパの応援。 ちょっと眠くなりながらの『がんばれ~』の声も、届いたかな。(今はもうぐっすり寝ています)」と寝ぼけ眼をこすりながら“お父さん”の快投をテレビで見守っていたことを報告した。
中日スポーツ
最新の画像もっと見る
最近の「涌試合記事」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事