プロ16年目、34歳のベテランが、新天地で自らの存在意義とその価値を証明した。涌井秀章は今季、20試合に登板し11勝4敗、防御率3.60。西武時代の2007、09年と、ロッテ時代の15年に続き自身4度目となる最多勝を獲得した。
「今年はストレートが戻ってきましたし、投げ方もある程度いい状態を維持できたことが、開幕8連勝につながったと思います」と手応えをにじませた。
19年は18試合に登板して3勝7敗に終わっていた。華麗に復活を遂げたわけだが、手放しでは喜べない。「チームとしては4位という悔しいシーズンでしたので、来年も1年を通してローテーションを守り、チームの優勝に貢献できるように頑張ります。そして、またこのタイトルを獲りたいです」と、さらなる活躍を誓っていた。
週刊ベイスボール
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