泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

大病理医

2007年09月18日 22時23分03秒 | 学会
 ズドゥラーストヴィチェ。秋かと思えば35度、みなさまお変わりございませんでしたでしょうか。この暑さ、爽快ですyo。「担当者1」です。
 写真はわれわれの領土からジャパンシー、つまり日本海へ向けてひそかに突き出しているN半島の中ほどに位置するエルドラド、N市の超高層ビルよりはるか彼方のクレムリンに向けたカメラにおさまった、Nハーバーの写真です。ハラショー!涼しそうですがそうでもないようです。ペレストロイカ!

 本日はわが社の病理部長、全陽先生による「泌尿器系腫瘍の病理診断」と題した学術特別講演会が催されました。講演の内容は多岐にわたっておりましたが、非常にわかりやすく、みな感動し、最後はスタンディングオベーションで幕を閉じました。膀胱癌、尿管癌などの診断に重要な役割を担う検査である尿細胞診(尿の中に悪い細胞が剥がれ落ちてきていないか見る検査)の解説では、われわれ臨床医も知っておくべき検体の出し方、あるいは注意点等を明確にしていただきました。また、前立腺癌の悪性度の指標であるグリソンスコア(顕微鏡での組織の形によって悪性度を評価します)は、最近の改訂版を過不足なく的確に解説していただきました。そして、全大先生いわく、ホットな話題であるIgG4と泌尿器科疾患の関係にまつわるお話では、みなその目新しさに興奮して総立ちになる状態で、最前列の警備は大変だったようです。全先生のロシアの大地のごとく広い知識に感動したと同時に、本当にためになったと心の底から思えた講演でした。
 わたくしが最もrespectするdoctorのひとりになりましたyo!
 
 さて、わたくしの研究でございますが、また少しここで述べさせていただきたいと思いますがよろしいでしょうか?
 あっ、残念ながらスペースの問題でどうやら次回に持ち越さざるを得なくなったようです。イズヴィニーチエ・・・

 では次回の記事投稿までごきげんよう、スパシーバ!

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