今晩は。お盆ですね。
ご先祖様、亡くなった方に思いを馳せる数日です。
お盆とは全く関係ないですが、自分の氏名が僅差で間違って呼ばれることってありませんか?
例えば、野々村さんが野村さんと呼ばれるような類です。
しろねこの氏名には「た」の音が入るのですが、先日ある生徒が間違って、しろねこのことを「た」を入れずに呼んできたのを、傍にいた同期(歳とキャリアは上)の先生が遠慮もなく、
「たぬき(=「た」抜き)だ! たーぬーき、たーぬーきー、…」
と揶揄ってきました。
(決して不仲ではないのですが、何せ大人気ない(汗)。)
偶然ですが、こともあろうにこの先生、一部の先生方が陰で呼んでいる綽名が「たぬき」なんです。
外見と人柄の一面がたぬきを連想させ、内線でも、
「たぬたぬいる?」
などと取り次ぎを頼まれた時には、返答に困ってしまうのでした。
しかしその時は揶揄われたので咄嗟に、
「たぬきのような人に言われたくないですね。」
とサックリ息の根を止めそうになりました(汗)
幸い喉まで出かかったのをグッと抑え、事無きを得ましたが。
「口は禍の元」「売り言葉に買い言葉」「親しき中にも礼儀あり」「人の振り見て我が振り直せ」……危うく、要らぬ敵を新たにつくるところでした(笑)。
恐るべし、自分は口にしなくても他人が使う綽名が、聞いているうちに記憶に浸透し、自らも同様の感覚になってしまっているのです。
人間って恐ろしい。
言葉をより扱う者として、耳を塞ぐべきところは塞ぎ、手綱を引き締めていきたいですね。
今日は『要覧』199頁「羌」~「耋」です。
・「羌族(きょうぞく)」…昔の中国北西部の異民族の名。
・「羔裘(こうきゅう)」…子羊の皮ごろも。
・「臑羔(じゅこう)」…柔らかく煮込んだ子羊の肉。
→「羔」=子羊。
・「羝乳(ていにゅう)」…雄羊が子を産む。有り得ないことのたとえ。
→「羝」=雄の羊。
・「羚羊(音:れいよう/訓:かもしか)」
・「羯鼓(かっこ)」…雅楽で使う打楽器の一種。
・「羯族(かつぞく)」…匈奴の一種族。
※「羊羹」はお馴染みですが、
・「軽羮(かるかん)」…蒸し菓子の一。鹿児島県の銘菓。
※関西人である母に聞いてみると幼い頃ご縁があり時々食べていたらしく、こちらの予想を絶するほどひどく懐かしがっていました。話が通じる人がいないため、東北でウン十年暮らした中で、軽羮について話したのはしろねこが初なんだそうです。まさか漢検1級の勉強のネタで、母の知られざる思い出の味について娘が話を聞けるとは。
・「羶血(せんけつ)」
・「羶香(せんこう)」
・「羶行(せんこう)」…人に慕われる行為[アリが羊肉に好んで寄るのをたとえた]。
→「羶」=なまぐさい。
・「羸弱(るいじゃく)」「羸痩(るいそう)」
→「羸」=疲れる。
・「翅鳥(しちょう)」
・「鱗翅目(りんしもく)」…チョウやガの種類。
→「翅」=鳥や虫の、はね。
・「翊」=両翼で飛ぶ。また、補佐する意。
※「立」に釣られて「リツ」と読みそうになるが、音は「ヨク」。
・「翕然(きゅうぜん)」…一ヶ所に集まるようす。
→「翕」=集まる。
・「翡翠(音:ひすい/訓:かわせみ)」
・「翦」=「剪」の異体字。摘む意。
・「翳る(かげる)」
→普通、「陰」を使う。
・「翳す(かざす)」
・「翳む(ひそむ)」
→普通、「霞」を使う。
・「底翳(そこひ)」…黒内障(こくないしょう)の俗称。外見上の異状を伴わずに視力を全く喪失する病気。「内障」も「そこひ」と読ませる場合もある。
・「翹首(ぎょうしゅ)」「翹望(ぎょうぼう)」
→「翹」=つまさきだちで伸び上がる。
・「小連翹(おとぎりそう)」…薬草。和名は弟切草。花言葉は「秘密」、「怨み」。Wikipediaによると、タンニンを多く含み、全草を乾燥させ「小連翹(しょうれんぎょう)」という生薬として使うらしい。
・「耆宿(きしゅく)」
…学識、経験のある老人。
→「耆」=老いる。
・「耄碌(もうろく)」「老耄(ろうもう)」
→「耄」=老い耄(ぼ)れる。
・「耋老(てつろう)」
→「耋」=老人。
さきほどデパ地下で、数日気になっていた、たこ焼き・焼きそば・お好み焼き三品セットとバニラチョコミックスソフトをいただきました。
大変満足です。
ご先祖様、亡くなった方に思いを馳せる数日です。
お盆とは全く関係ないですが、自分の氏名が僅差で間違って呼ばれることってありませんか?
例えば、野々村さんが野村さんと呼ばれるような類です。
しろねこの氏名には「た」の音が入るのですが、先日ある生徒が間違って、しろねこのことを「た」を入れずに呼んできたのを、傍にいた同期(歳とキャリアは上)の先生が遠慮もなく、
「たぬき(=「た」抜き)だ! たーぬーき、たーぬーきー、…」
と揶揄ってきました。
(決して不仲ではないのですが、何せ大人気ない(汗)。)
偶然ですが、こともあろうにこの先生、一部の先生方が陰で呼んでいる綽名が「たぬき」なんです。
外見と人柄の一面がたぬきを連想させ、内線でも、
「たぬたぬいる?」
などと取り次ぎを頼まれた時には、返答に困ってしまうのでした。
しかしその時は揶揄われたので咄嗟に、
「たぬきのような人に言われたくないですね。」
とサックリ息の根を止めそうになりました(汗)
幸い喉まで出かかったのをグッと抑え、事無きを得ましたが。
「口は禍の元」「売り言葉に買い言葉」「親しき中にも礼儀あり」「人の振り見て我が振り直せ」……危うく、要らぬ敵を新たにつくるところでした(笑)。
恐るべし、自分は口にしなくても他人が使う綽名が、聞いているうちに記憶に浸透し、自らも同様の感覚になってしまっているのです。
人間って恐ろしい。
言葉をより扱う者として、耳を塞ぐべきところは塞ぎ、手綱を引き締めていきたいですね。
今日は『要覧』199頁「羌」~「耋」です。
・「羌族(きょうぞく)」…昔の中国北西部の異民族の名。
・「羔裘(こうきゅう)」…子羊の皮ごろも。
・「臑羔(じゅこう)」…柔らかく煮込んだ子羊の肉。
→「羔」=子羊。
・「羝乳(ていにゅう)」…雄羊が子を産む。有り得ないことのたとえ。
→「羝」=雄の羊。
・「羚羊(音:れいよう/訓:かもしか)」
・「羯鼓(かっこ)」…雅楽で使う打楽器の一種。
・「羯族(かつぞく)」…匈奴の一種族。
※「羊羹」はお馴染みですが、
・「軽羮(かるかん)」…蒸し菓子の一。鹿児島県の銘菓。
※関西人である母に聞いてみると幼い頃ご縁があり時々食べていたらしく、こちらの予想を絶するほどひどく懐かしがっていました。話が通じる人がいないため、東北でウン十年暮らした中で、軽羮について話したのはしろねこが初なんだそうです。まさか漢検1級の勉強のネタで、母の知られざる思い出の味について娘が話を聞けるとは。
・「羶血(せんけつ)」
・「羶香(せんこう)」
・「羶行(せんこう)」…人に慕われる行為[アリが羊肉に好んで寄るのをたとえた]。
→「羶」=なまぐさい。
・「羸弱(るいじゃく)」「羸痩(るいそう)」
→「羸」=疲れる。
・「翅鳥(しちょう)」
・「鱗翅目(りんしもく)」…チョウやガの種類。
→「翅」=鳥や虫の、はね。
・「翊」=両翼で飛ぶ。また、補佐する意。
※「立」に釣られて「リツ」と読みそうになるが、音は「ヨク」。
・「翕然(きゅうぜん)」…一ヶ所に集まるようす。
→「翕」=集まる。
・「翡翠(音:ひすい/訓:かわせみ)」
・「翦」=「剪」の異体字。摘む意。
・「翳る(かげる)」
→普通、「陰」を使う。
・「翳す(かざす)」
・「翳む(ひそむ)」
→普通、「霞」を使う。
・「底翳(そこひ)」…黒内障(こくないしょう)の俗称。外見上の異状を伴わずに視力を全く喪失する病気。「内障」も「そこひ」と読ませる場合もある。
・「翹首(ぎょうしゅ)」「翹望(ぎょうぼう)」
→「翹」=つまさきだちで伸び上がる。
・「小連翹(おとぎりそう)」…薬草。和名は弟切草。花言葉は「秘密」、「怨み」。Wikipediaによると、タンニンを多く含み、全草を乾燥させ「小連翹(しょうれんぎょう)」という生薬として使うらしい。
・「耆宿(きしゅく)」
…学識、経験のある老人。
→「耆」=老いる。
・「耄碌(もうろく)」「老耄(ろうもう)」
→「耄」=老い耄(ぼ)れる。
・「耋老(てつろう)」
→「耋」=老人。
さきほどデパ地下で、数日気になっていた、たこ焼き・焼きそば・お好み焼き三品セットとバニラチョコミックスソフトをいただきました。
大変満足です。