かのんタイム

私、“かのん”が自分でいられる時間を「かのんタイム」と呼んでいます。あなたも自分の時間を大切にできますように。

心に残ったスローガン

2023-10-27 19:35:47 | 日記

体育祭や文化祭などで「スローガンを考えよう」と言われたことはないだろうか?

「スローガンを考えつくまで帰さない」とスパルタな先生のクラスもあった。かのんも経験がある。

毎年2回、そんな機会があるのでネタ切れしそうなものだが、毎回毎回違うスローガンが生まれてくる。

そんなスローガン達の中で、かのんが印象に残ったスローガンがある。かのんが通った中学校の名前が入っているので名前は〇〇○で表すが、『○〇〇の雄叫び、天まで届け!』というものだった。

このスローガンは、かのんが中学3年生時の体育祭で生まれた。一聞、元気な中学生が体育祭を頑張る!というような感じだけに聞こえるが、実はこのスローガンにはもっと深い意味があった。

かのんは、中学3年の4月に大好きだった担任の教師を亡くしている。

その担任はとても人気のある教師で、その教師が3年の担任になると聞いた瞬間、みんな喜んだ。

真面目に見えるがお茶目な面もあり、ビートルズが大好きな美術教師だった。その教師が突然、亡くなった。

かのんはその事実をクラスの連絡網で知った。電話をとった父親から内容を聞き、すぐに自分の部屋に駆け上がり、永遠泣いた。

「じゃあまた明日な。」亡くなった美術教師と交わした最後の言葉が今も忘れられない。次に会ったのが葬式場だなんて誰が予想できただろうか?!

担任教師の葬式で最後のお別れができた。しかし、20年経った今でも、かのんはこのことをふと思い出す。

「かのんは俺が預かります。」と部活の顧問だった音楽教師に亡くなった美術教師が伝えていたそうだ。かのんはそのことを亡くなった後に聞き、また涙した。

そんな思い出を元に『〇〇○の雄叫び、天まで届け!』は生まれたのだ。

亡くなった美術教師にみんなの雄叫びが届くように…

先生、どうですか?私たちの雄叫び、届きましたか?



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