かのんの職場では月に1回、定期面談がある。会社のスタッフ、かのんの支援者、職場のスタッフ、かのんで行われる。
その定期面談で会社のスタッフから質問をされた。
「仕事終わりに感じる疲労感を『もうクタクタ』を120%『なんか今日疲れたなぁ』を100%として、かのんさんはいつもの勤務終わりに何%疲労感を感じていますか?」
かのんは、少し考え、「100%位です。」と応えた。
すると会社のスタッフから、「では、勤務後感じる疲労感を80%になるように勤務の力を調整してください。」と言われた。
…ポカンとする、かのん。
会社のスタッフは説明を続ける。
「これから先、かのんさんにはずっと弊社で働き続けていただきたいと思っています。そのために、疲労度が100%感じる力で勤務を続けているといつかガス切れをおこし、例えば、『体力20%でしか働けなくて苦しい。』という状態になってしまいます。その状態を避けるため、また『働き続ける』ために『勤務後の疲労度が80%感じる力』で勤務して欲しいのです。」
なるほど。それから、80%の力で勤務するため、1箱終わったらストレッチ・水分補給・椅子に座って休憩する。という事が決まった。職場のスタッフ公認の休憩だ。
一生懸命働くことよりも休憩を促す会社。変な会社だ。
正々堂々と休憩しよう。かのんと会社のために。