かのんタイム

私、“かのん”が自分でいられる時間を「かのんタイム」と呼んでいます。あなたも自分の時間を大切にできますように。

2024/04/04

2024-04-04 09:32:00 | 日記
まずは、かのんが載せた写真を見ていただきたい。
これは、かのんが作った「刺し子」だ。
完成までに1ヶ月かかった。1週間に3回刺し子をやるチャンスがあり、そのチャンスの1回につき1時間半ほどの時間がある。
…さて、どれくらいの時間をかけて完成させたのだろう…面倒な計算はしたくないし、かのん自信もどれくらいの時間かかったか、正解はわからないが、約1ヶ月かかってやっと完成した刺し子なのだ。

その1ヶ月、入院している期間だが、色んな感情を体験した。
夫のヘルニアの病院に対してめっちゃキレたり、カウセリングで言いたいことがまとまらなくてモヤモヤしたり、薬を変えても満足に眠れない日々が続いたり…そんなときは、刺し子の糸を引きちぎって終わらせたりしていた。我ながら怖い終わらせ方だが、感情を出すチャンスがそこにしかなかったのだ。
刺し子を始めてしばらくは集中力が続かなかったり、ソワソワして椅子に座って居られなかったりもした。
そんな時でもOTの先生は「かのんさんのペースで大丈夫ですよ。ソワソワしてキツかったら歩いてきても大丈夫です。」と優しく言ってくださった。

この刺し子が産まれるまでの1ヶ月。
色々あった1ヶ月。そして、かのんはそろそろ退院を迎える。
2週間の入院が2ヶ月になることは予想していなかったが、かのんにとっては必要な時間だったのだろう。

入院生活もあと少し。
イライラやモヤモヤもまだ出てくるだろうが、かのんはこの2ヶ月で対処する力をつけた。
かかってこい!そんな感じである。


推しアルバム

2024-04-03 09:18:00 | 日記
写真専用のプリンターを購入した。
溜まりに溜まった家族写真をコンビニに行っていちいちプリントするのが嫌になったのだ。
写真を撮り、プリントしてアルバムまで作りたい、かのんにとっては、打って付けの商品でしばしば遊んで家族アルバムを作って遊んでいた。

そして、その時思ってしまった。

「コレ、自分で楽しむだけなら推しアルバム作っても大丈夫じゃないかな?」

と。すぐにネットで、著作権、アイドル、写真、アルバム、手作り…等を調べた。
結果、自分で楽しむだけなら大丈夫そうだ。

そして、かのんは写真をプリントし始めた。前田裕太さんの推しアルバムを個人的に作るために…。
プリントした写真を眺めただけなのに、…カッコイイ…かわいい…尊い…など、色んな感情が押し寄せてきて、その日はアルバムを作るどころではなくなってしまった。

まだまだ、推しアルバムの作り始めの、かのん。果たして、完成する日はくるのだろうか…。


金髪からの深め色アッシュ

2024-03-25 09:03:00 | 日記
かのん、先週、入院して初めての1泊2日外泊をした。
外泊前、かのんの髪はブリーチして入れた色がはげにはげまくって「金髪」と化していた。
毛量多め、ちょっと結べる位の長さで、「カラメル」多めの金髪だった。

…さすがにどうにかせねば。
と思い、いつもの美容院に「外泊の事情」をメールして予約した。

美容師さんは、かのんの事情を組んで、出来るだけ疲れない様に振舞ってくださった。

当初の、かのんの予定では、ブリーチをしてアッシュ系を入れるというものだった。
だが、髪が痛みすぎていた。
でも「プリン」部分が半端ない。
悩む、かのんに美容師さんは色々提案してくださった。

最終的にブリーチはせず、ワンカラーで深めの緑系アッシュを入れることになった。
これからシャンプー等をして色落ちする事で綺麗色になるという、計算高い髪色にしてもらった。

金髪→見た目黒髪。入院先の病院に戻ったら、かのんだとわからない人が多かったので、また自己紹介から始めた。それがなんだか面白かった。

久々に全体が暗めの色になった。
この髪色がいい感じに色落ちして綺麗なヘアカラーになっている時、かのんは、どうしているだろう?

きっと、今より前向きになってる!

そう、未来に思えているような生活をしようと思う。

かのんの幼少期

2024-03-22 19:13:00 | 日記
タイトル通り、かのんの幼少期を書いていこうと思うが、かなり暗い内容になることが予想される。
気持ちが影響されやすい方は注意して読んで頂きたい。

今日のカウセリングで幼少期の話をする機会があった。

かのんには、2つ年上の兄がいる。
その兄は知的障害を持っていた。

かのんが5歳くらいの時、母親からある一言を言い渡される。

『あなたは、お兄ちゃんを助けるために産んだのよ。お兄ちゃんをよろしくね。』

かのんは、かのんなりにその言いつけを「役割」を一生懸命守った。
兄より目立つことをせず、親に心配をかけることは一切しないとてもとても大人しい子どもだった。
家族に元気がないと思った時は自らピエロになり、気丈に振舞った。

本当は、もっと言いたい事あったし、もっとしたいことあった。ピエロになんてなりたくなかった。
だけど『兄を守るため』必死だった。


けれど、ある日、母親からまた一言言われてしまう。

『あんた、何考えてんだかわかんない』

そりゃそうである。自分が言いたいこと、自分がしたいこと、全て押さえ込んできたのだから。
そもそも『自分』がなかったのだから。

人は本来、幼少期に『自分』を軸にして生活をする。『自分がしたいこと』『自分が言いたいこと』をするのである。その中で、『自我』を形成していく。

けれど、かのんはそれが出来なかった。
『兄を守る』という役割を『演じる』ことでしたか幼少期を過ごせなかった。

そして、いつしか『自分』が消滅していった。


かのんは今、自分が何を言いたいのか、自分が何をしたいのか、『自分』が何なのかを探している途中である。

そのために、カウセリングは必要不可欠なのだろう。
その中で少しずつ、長い間『演じてきた』『役』を降りたいと思う。

心の強さ

2024-03-16 10:05:00 | 日記
かのんは最近、特に午前中体調が悪い。
朝起きた瞬間『このまま消えたら楽だろうな...』なんて、涙が出る日があった。

そんな時は看護師さんに報告し、頓服を飲んで部屋で休む。これが鉄板だ。

そして、午後になると体調が少し良くなる。その日のOTは体育館での運動だった。『運動』といっても、ウォーキング、バドミントン、卓球、ただ外を眺めに来るだけ…等など、主に気分転換を目的としたプログラムである。

プログラム前の準備運動でOTの先生が話しかけてくれた。
「今日、朝、辛かったんでしょう?」
と。
かのんはちょい笑いながら「『このまま消えたら楽だろな』って思ったんです。ただ、それだけです。」とこたえた。
するとその言葉を聞いたOTの先生が真剣な顔になって「かのんさん『それだけ』じゃないですよ。辛かったんだって。すごく辛かったんだって証拠ですよ。大変でしたね。」と言ってくださった。その言葉だけでも嬉しかったのに、「そして、こうやってOTに出てくださった。そのかのんさんの『強さ』が素晴らしいと私は思います。」と言葉を続けてくださった。
かのん、午前中とは別の意味で泣きそうだった。

今回、かのんがかけられたOTさんの言葉をこのブログを読んでくださったあなたはどう思っただろう?
素直に受け止められる人、けなす人、色々いると思う。
それは人によって持っている心の『強さ』は違うからだと思う。
かのんもだいぶ『心の強さ』が育ったと思う。かのんにも他人から何を言われても『はぁ?』としか思わない、けなしてしまう時代もあった。その頃はまだ心が弱かったんだと思う。

自分にかけてもらった素敵な言葉を素直に受け止める。あなたは、今それができるだろうか?