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※ 以前書いたブログ記事、タイトルと、文章を少し変えて転写します。
「再会した過去世の父」
(2011.09.20)
幼少期の不思議な体験は、記憶の引き出しにしまったまま、私は、就職して結婚して、みたいな・・・普通の人生を歩むことになる。
私は、新婚旅行で行ったメトロポリタンミュージアムで観たフェルメールの絵、『眠る女』に強い関心を持った。同時にフェルメールに憧れを抱くようになり、もう一度、本物を見てみたいと願うようになっていた。
チャンスは2004年にやって来た。フェルメールの『絵画芸術』が神戸市美術館にやって来るという情報を聞きつけた。
ダンナに相談すると、すんなり観に行っても良いという許可がでて、私は、長男(当時1歳10ヶ月)を連れて、美術館に行った。
2004年8月、運命の日は訪れた。
私は、『絵画芸術』の絵画に関しては、特に解説書を読むなどの下調べをしていなかった。
巡り逢った、その絵に、私は驚嘆した。
『絵画芸術』
その絵の情景は、幼少期の夢にて私が、《父親の背中の後ろに立っていた 》その場所に本当によく似ていた。
父親の洋服のデザインも、私は小さい指を絡めて遊んでいたから、よく覚えている。ビロードの感触、肌ざわりの心地良さが、起きたばかりの時まで、温もりとして残っていたから・・・
あの日見た夢と同じような場所
私が、天使に「覚えていなさい。」と言われた情景の中で、フェルメールは、後ろ向きになり絵を描いていた。
涙が後から後から溢れ出た。
幼少期に、私は、この場所に立ち、時空の迷子になり
木靴を探して走り出した。
まさか、
巡り逢えるなんて
ミラクル!
しかし
その頃の私は
『眠る女』に描かれてある鏡の真実を
思い出す前だったので
半信半疑だった。
だから、こんな風に思った。
約300年前のオランダは、こんなデザインの洋服が流行っていたのね。
フェルメールの時代に私の魂は確かに生きていた。過去世の父と、フェルメールは、同じデザインの服を着ている。
懐かしい追憶、その時代に惹きつけられた。だから私はフェルメールを好きになったんだわ。
あ~この時代の風に 私は確かに吹かれていた。
そう思うだけで、幸せだった。
巡り逢いの不思議に
手を合わせた瞬間であった。
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