関西棋士会

関西総本部の囲碁棋士によるブログ。イベントのお知らせなど。

会長のひとりごと(9/23)

2024-09-23 22:08:17 | 日記
みなさまこんばんは!

今日は祝日でしたが、ゆっくり過ごせましたか?

私はAmazonPrimeで「碁盤斬り」をゆっくり観ました。

やはり、家だと画像のどこにフォーカスを当てているかが、
分かりやすいです。

白石監督の横でモニターを一緒に見させて頂く事が多かったですが、
カメラワークには感覚を研ぎ澄ませて細心の注意を払っているのが分かりました。
そんな中でも監督にはとても気遣って頂き、色んなことを教えて下さいました。

私は映画というのは何台ものカメラで同時に撮るものだと思っていました。
A、Bという2人の会話シーンがあるとすると、Aさん視点で撮ってから
Bさん視点を撮るためにカメラを移動させます。
(移動させるだけですごく時間がかかります)
その時間ができると、白石監督や手の空いているスタッフさんに囲碁をレクチャーしたりしてました。

そしてカメラの位置が決まるとまた全く同じ演技を繰り返します。少しでも先の演技と違うと
チェックが入っていました。
碁盤で言うと盤の上に碁石の山ができたとすると、写真に撮っておき同じになるように碁石の山を作りました。
これが登場人物が多いともう凄いことになります。 

映画全体を100個くらいのシーンに区切り、さらにシーンの中でカット割りという作業を
監督の指示で撮影前に行います。
これもその場でライブでカメラマンと監督がディスカッションしながら決めていて、
ものすごく刺激的な創造の現場を拝見できました。