関西棋士会

関西総本部の囲碁棋士によるブログ。イベントのお知らせなど。

会長のひとりごと(11/30)

2024-11-30 22:33:24 | 日記
みなさま、こんばんは!
今日は夕方まで家で作業をこなして、大阪は難波へお食事&打ち合わせ。


もう何年も前から旅行客でエライことになってます。
町中の看板もドンドン下品になってます。
元からそんなに上品ではなかったですが。

一体これからこの街はどこへ行くんだろうという気持ちがいたしました。

子供の頃、父と映画を観によく難波へ来てたのを憶えています。
決まって2本観るのですが、合間には必ず「金龍らーめん」を食べたものです。

今日値段をみたらだいぶ値上がりしてました。

その頃はまだ風情があったなーと、そんな事を思いながら電車に揺られて帰ってます。




会長のひとりごと(11/29)

2024-11-29 22:23:55 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は茶屋町囲碁サロンでレッスンでした。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました。

私が指導碁で一番大切にしていることは何かといえば、
「その時間をできるだけ良いものにする」ということに尽きます。

囲碁ファンの方は時間とお金を使ってその場所まで足を運んで下さる訳です。
その部分には努力を惜しみません。

ただ、盤上のことについてバランスが難しいと思うこともあります。

私としては良い手を打って頂き負かされれば一番幸せ!という気持ちがあるのですが、
そうはいうものの、簡単に負けてしまってはなんだか申し訳ない、という(謎のサービス)精神があります。

棋士にとって、勝つか負けるかギリギリの所を楽しんでほしいという気持ちがつい出てしまい、
必要以上に厳しい手を打ったりしてしまうことがあります。

終わって「あぁ、今日はお客様に勝負の厳しさを存分に味わっていただけた」
と自己満足で思った時にはお客様に二度と来て頂けないといった事もあります。

がんばります(笑)








会長のひとりごと(11/28)

2024-11-28 20:03:35 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は天元戦挑戦手合の第四局が淡路島の「ホテルニューアワジ」で行われました。


関西に住んでいる方にはテレビCMでしょっちゅう流れますので
おなじみですよね!


なんと関西人の郷愁を誘うBGMでしょうか。

今日はゆっくり天元戦を観戦しようと思っていたのですが、
晩御飯用のたこやきを焼いているうちに終わってしまいました。

一力遼天元、ほんと隙がなかったですね。見事な防衛局でした。
芝野さんもお疲れさまでした。

芝野さんの打ち方は、普通の棋士は避けるような打ち方です。(普通の棋士ってなに?)
勝つのが難しいんです。
通常はリスクを分散させるような、分岐点を増やし、臨機に細かく対応できるような打ち方をします。
芝野さんの碁は一本の芯があって、王道を突き進んでいくようなイメージです。
でも、多分ですが、あえてそこに挑んでいるような気がするんです。

まぁ普通の棋士が言うてるだけなんで、違ってたらゴメン(笑)

でも今日の碁は本当に勉強になりました。



会長のひとりごと(11/27)

2024-11-27 22:14:53 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日はとある碁会所でレッスンでした。

そこは観光地にある駅前の商店が並ぶ通りに面する場所にあります。

もうかれこれ20年くらい行かせて頂いていますが、その間に周囲のお店はずいぶんと様変わりしてしまいました。

それだけ長く続けさせて頂くというのは私にとって本当に有り難いことなんです。

碁会所というのは色んな意味で敷居が高く感じるでしょうけれども、ひとたび慣れてしまえばとても居心地の良い空間へとかわります。

私は子供の頃から碁会所へ行っていたので、入るたび懐かしい気持ちになります。

また、子供の時のことも思いだします。

一人の碁打ちとして、そんな空間が長く残るよう大切にしていきたいと思います。















会長のひとりごと(11/26)

2024-11-26 19:57:31 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は王座戦第三局が神戸のホテルオークラで
打たれました。

井山裕太王座(白番)芝野虎丸九段(黒番)


碁盤の左上の黒石が全滅しています。
白番の井山王座の剛腕ぶりが発揮されました。

とも言えるのですが、芝野九段もこの石を助けようと思えば、いくらでも助けられました。

ただ作戦上「生きるか死ぬか」という状況に持っていくのが勝つ確率が最も高い作戦であるということです。

芝野九段はこの石を絶対死なないと思って打っていたのではなく、ある程度の確率で「この石は死ぬ」と思って打っている訳です。

囲碁という勝負のアヤはそういうものなのですが、このあたりの機微は意外と理解されにくいという事は、分かっているつもりです。