関西棋士会

関西総本部の囲碁棋士によるブログ。イベントのお知らせなど。

会長のひとりごと(9/24)

2024-09-24 20:00:35 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は保育園に行き、子どもたちと囲碁で触れ合ってきました。

年中さんの春くらいだと、泣いている子もいて
「どうしたん?」と聞くと、「ママに会いたい」
こんな時ほど囲碁棋士の無力さを感じることはありません。

年長さんともなると一転して、しっかりした子ともなると
「今日もお仕事ごくろうさんですね」とでも言いそうな余裕が出てくるのが面白いです。

私は小さい子供であったとしても、簡単なことだけ話して、「よくできたね!」というような安易なやり方は採りません。

「考えてもらうこと」これに尽きます。

今日は「着手禁止点と二眼の関係性」について5歳児たちの前で話しました。
でも通じるのです。子供たちの対局している棋譜をみて、通じるタイミングを見計らって話しているのです。
でも通じなくてもよいのです。「なんだろう?」と思ってもらえれば勝ちです。

それにしてもこどもたちの対局姿ってなんであんなに愛らしいでんでしょうね。
担任の先生が必死に子供たちと戦っている姿もとっても良いです。
負けた時に先生を慰めるのも私の仕事です(笑)

囲碁ってほんとに良いものなんです。

岩丸平