ローズS
2番人気で川田将雅騎手騎乗のクイーンズウォークが最後の直線で豪快に差し切り、クイーンC以来の重賞2勝目を挙げた。春の牝馬2冠は桜花賞8着、オークス4着だったが、3冠最終戦へ弾みをつけた。中内田厩舎&川田騎手のタッグは19年ダノンファンタジー、20年リアアメリア、22年アートハウスに続く当レース4勝目。勝ち時計は1分59秒9。2着は7番人気のチェレスタが続き、3着は離して逃げた11番人気のセキトバイーストが粘った。1番人気を集めたレガレイラは5着に敗れた。
馬券は◎2クイーンズウォーク・〇15レガレイラ中心の為、レガレイラが馬券外時点で全てアウト。レガレイラはスタートはまともだったものの、二の脚が遅く最後方の位置取り。上がり最速で突っ込んでもあの位置からでは届かない。直線の脚を見ると決して弱い馬ではないし、そもそもが本番に向けての前哨戦。絶対に優先出走権を取らなければならない馬と、賞金に余裕がある馬とはレースへの姿勢も違うはず。この敗戦で本番で人気を落とすようなら逆に狙い目になる。
セントライト記念
クリストフ・ルメール騎手の2番人気アーバンシックが中団のインをロスなく追走すると、直線で圧巻の切れ味を発揮して差し切りV。春のクラシックは皐月賞4着、日本ダービー11着と結果を残せず、反撃の秋へ初の重賞タイトルを獲得した。勝ち時計は2分11秒6。1馬身3/4差の2着にはコスモキュランダ(1番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にエコロヴァルツ(3番人気)が入り、上位3頭は菊花賞の優先出走権を獲得した。
ローズSが荒れたので、このレースも荒れるだろうと思う人も多いだろうと、逆張り的に1番人気から3番人気の3連単ボックス勝負。これが奏功。クラシック戦線の実績馬が順当に上位に来た。この組み合わせで3連単48倍はおいしい配当だ。ローズSが固く収まっていたならこんなにつかなかったはず。本番はダービー馬とともに4強の戦いになるのか。
今週はローズSがスカもセントライト記念がビンゴでプラス計上。来週はオールカマー。ステラヴェローチェとレーベンスティールの一騎打ちか。