百貨店業界では大丸と松坂屋が、阪急百貨店と阪神百貨店も経営統合の方向らしく業界再編の動きが活発化している。一般消費者の購買先の選択肢が広がっていく中、百貨店は全体的には年々売上げを落としているのが現実。最近のSCの相次ぐオープンを述べるまでもなく百貨店としての小売の形態自体に疑問符が投げかけられているといっても過言ではない。この数年は今回のような業界再編に拍車がかかっていくのでしょう。
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東急電鉄と伊勢丹のプレスリリースは下記のとおり。(抜粋)
>>1.業務提携の背景および目的
伊勢丹、東急百貨店およびその親会社である東急電鉄は、この度、百貨店の
根本的な課題認識や解決策についてのビジョンを共有し、伊勢丹と東急百貨店
が包括的な業務提携を行うことで合意し、基本合意書を締結いたしました。
本提携は、首都圏を強みとする伊勢丹、東急百貨店両社の店舗網を背景に、協
働により営業全般の業務精度を上げると共に、合理化を図ることで小売業本来
の役割である「お客様のご要望に応える品揃え」を実現し、顧客満足の向上を
図ることを最大の目的とした戦略的取り組みです。
2.業務提携の内容と狙い
(1)伊勢丹は、東急百貨店に対して人材の派遣を行い、営業面におけるノウ
ハウの共有化を図った上で、数年内に情報システム等の営業基盤を導入
し、顧客情報収集から計画、仕入、販売に至る一連の業務の流れを合わ
せていく予定です。
(2)伊勢丹と東急百貨店が連携することで、総体としてのMD力を高め、サ
プライチェーン改革の更なる推進に繋げ、顧客満足の向上を実現し、収
益力を向上させてまいります。
3.人材の派遣について
伊勢丹、東急百貨店およびその親会社である東急電鉄は、この度、百貨店の
伊勢丹からの派遣者(2氏)と東急百貨店での就任予定は以下のとおりです。
上野直樹氏(現(株)伊勢丹執行役員支店・グループ統括部長)4月1日付
顧問百貨店事業本部長 小俣裕史氏(現(株)伊勢丹執行役員(株)クイーンズ
伊勢丹代表取締役社長)4月1日付顧問MD統括本部長
なお、平成19年4月24日開催予定の東急百貨店株主総会および同日開催の取締役
会にて、上野氏は専務取締役、小俣氏は常務取締役にそれぞれ選任される予定です。 (以下略)
熟読してみると要は経営統合とか資本提携の段階ではないということ。それは福岡の岩田屋みたいに株式を取得して子会社にするとか丸井今井や名鉄レベルの「支援」としての業務提携とは一線を異にすると考えられます。電鉄の完全子会社となりながらも東急は前年度過去最大の営業利益をあげているわけですから。ただ日刊ゲンダイの報道などからも伊勢丹が東急百貨店を飲み込んだイメージがあるのも事実。業界5位の伊勢丹が業界9位の東急との業務提携ですからねぇ。
今後どのようになっていくのかは現時点では不透明。静観するしかないですね。
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