mirror ~アタシ目線~

キモチを映すようにレンズを向ける。

「今と過去を繋ぐ道」

2012-04-27 | 心海

 

昨日 紹介した写真と
「振り向くとそこに」の
心海の詩はいかがでしたか?



何か想像できるものは
ありましたか?



今日はその
「振り向くとそこに」を書いた
心海の世界をお伝えします。



今回はモデルから
「この写真に詩を書いて欲しい」
と依頼を承ったので
まず、写真を見てもらいました。



「いい感じの写真」だと
ちょっと褒めてもらいました。



この写真の詩を
何視点で書くか迷ったようです。



モデルを視点にすると
当てはまらなかった時が難しい。
語りかけるように書くと決め、
「道」を視点に書かれました。


歩んできた道を
振り返って眺めた。
昔の自分は小さくなった一点を
今ごろ歩いている。



そんな意味が込められているようです。



ロウアングルの写真には
ピッタリです。



今、読んで下さっている貴方には
生きてきた歳の年数だけ
歩いてきた道があると思います。
道は直進だけではなく、
曲がり角や分かれ道が
たくさんあったかもしれません。
それを貴方らしく
歩んできたのでしょう。
そして「今」の地点に立っている。
近道したって 遠回りしたって
今と過去が繋がれた道を
いつだって振り返っていいと思う。



大きくなった自分も
誰にも言えない自分も
喜びも悲しみも幸せも不安も
歩いてきた道は
記憶を通じて
見守ってくれているのかな。
「懐かしいな」って言えるように
ちゃんと繋がっているんだと思う。



心海の視点を聞いて
改めてそんなことを考えました。



それを踏まえて
よかったらもう一度 見て下さい。


 

 

 

 

仄かに髪をひるがえし
あなたは探している
すれ違ったばかりの
柔らかな風の面影を

道は静けさにささやいた
せめて桜色と紅で彩ろう
あてどなく彷徨う瞳も
儚く散ってしまわぬように

道は寡黙にささやいた
小さく青く霞んでしまった
あどけなく懐かしい日と
どんなときも繋いでいよう

跡を辿ってふり向くと
いつかの声と通じて
自分自身との再会を叶える
なだらかにのびた春の道

 

 


 

写真:kaori.

詩:心海

ゲスト:Aya Inoue.

 

 

 

 

 


振り向くとそこに

2012-04-25 | 心海

 

 

今回、紹介する作品は

 

いつも読んで下さっている皆さん自身の

 

「想像力」を感じてほしいと思います。

 

 

 

アタシはいつも 

 

心海の詩を読みながら

 

言葉ひとつひとつの世界観を味わいます。

 

そしてそのあとに

 

心海の詩の想いや視点を聞くのです。

 

 

 

時々、アタシが想像した世界観と

 

全く違う視点のときもあります。

 

だけど それも面白い。

 

 

 

読み手ひとりひとりの想像があっていいんです。

 

それもまた 心海に学びました。

 

 

 

詩をじっくり じっくり 読んでみてください。

 

 

 

そして 写真と照らし合わせながら

 

自由に想像してみてください。

 

 

 

そして ほんの少し 風を感じてください。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

仄かに髪をひるがえし
あなたは探している
すれ違ったばかりの
柔らかな風の面影を

道は静けさにささやいた
せめて桜色と紅で彩ろう
あてどなく彷徨う瞳も
儚く散ってしまわぬように

道は寡黙にささやいた
小さく青く霞んでしまった
あどけなく懐かしい日と
どんなときも繋いでいよう

跡を辿ってふり向くと
いつかの声と通じて
自分自身との再会を叶える
なだらかにのびた春の道

 

 

 


 

 

 

写真:kaori.

 

詩:心海

 

ゲスト:Aya Inoue.

 

 

 

 


薄紅の雨

2012-04-23 | 心海

 

春...出会いと別れの季節。

 

旅立ち...見送る側と見送られる側の

切ない気持ちを隠そうとする精一杯の笑顔。

 

追いかけるか 待つか。

 

胸を締め付ける想いは

経験したものにしか 

わからない痛みなのかもしれない。

 

 


 

 

 

もう 見上げない

薄紅があまりに 鮮やかだから

 

もう 向き合わない

花びらがそっと 頬をかすめるから

 

もう 深呼吸しない

きらびやかな記憶が ほのかに香るから

 

行ってしまうには早すぎた

 

そして

 

あとを追うには遅すぎた

 

だけど

 

きっと うつむかない

風に乗って 誰かに届くだろうから

 

きっと 振り向かない

せめて未来のあなたを 見ていたいから

 

きっと ため息はつかない

「さようなら」は 聞いていないから

 

 

写真:kaori.

詩:心海/「薄紅の雨」

ゲスト:Naho Matsui.

 

 

 

 


93パーセントの笑顔

2012-04-18 | 写真

 

わたくしごとですが、

 

写真に写る姿は いつもぎこちない笑顔。

なんでしょう...気持ちでは全力で笑っていても

形として残る写真には なんだか心の奥底まで写し出されたようです。

 

笑顔が ヘタクソなのです。(笑)

 

つい最近、スマートフォンのカメラを向けられ、

笑顔の数値を測られてしましました。

小さな目を細めて 左右の口角を必死で斜め上に上げるように

必死な笑顔を作ってみたのです。

 

笑顔の認証結果は「93パーセント」。

何度もトライして途中笑わされてもこれが最大。

 

100パーセントってどんな笑顔なんやろ?

笑顔の追及心が高まりました。

 

 

アタシが写真に込める想い...

 

今友人にモデルを協力してもらう目的として

・作品を作っていきたい

・そのモデルのもつ表情 「らしさ」を見つけたい。

 →これは、アタシだからこそ知るその子の

  素敵な表情を捉えたいって気持ちから。

・鏡に映したアタシを見つける

 →モデルさんにカメラを向けながら

  アタシ自身の想いを形に残したい気持ちと、

  表情を豊かにする勉強でもあるのです。

 

 

 

今日は2枚の「笑顔」を紹介します。

 

 

 

 

Eri  Hasegawa.

 

 

 

 Aya Inoue.

 

 

 

ファインダーを覗いて気づいたこと。

飾らない表情って無敵なくらい素敵。

 

 

 

写真:kaori.

ゲスト:Eri Hasegawa.

    Aya Inoue.

 

 

 

 


感謝の気持ち

2012-04-16 | 写真

 

いつも見て下さる皆様、

初めて見て下さった方、

ありがとうございます。

 

モデルの皆様、

楽しい撮影時間をありがとうございます。

 

いろんな形で コメントを頂戴しています。

更新を楽しみにしてくれていたり、

感動や共感で見てくれた人の胸の内に届いたこと

すっごく嬉しいです。

 

写真だけじゃ 技術もない素人な1枚だけど

心海さんとのセッションによって

想いを形に変えて 皆様に届けることができました。

 

心海さん...ありがとう。

 

 

撮影風景です。

ここから見たアングルはこちら。

 

 

モデルの彼女たちに想いを乗せて

頭の中でストーリーを描きます。

 

楽しくて仕方ない時間です。

 

これからも どうぞ応援よろしくお願いします。

 

写真:kaori.

    Aya Inoue.

ゲスト:Aya Inoue. 

     Naho Matsui.

 

 

 

 


Spring View

2012-04-15 | 写真

 

この春 今しかない景色を見つけた。

 

 

 

二条城 ライトアップ

二色の桜が交差して見る人の目を引き寄せた。

 

 

長岡京市今里にて

この季節、右を見ても左を見ても

黄色い輝きが辺り一面を照らしている。

 

 

マキノ 海津大崎にて

 

琵琶湖の湖面が鏡の様に青空を映し、

そんな絶景を背景にした桜は

年に一度という限られた時間の中で

風にあおられ 儚く舞い散る。

切なくも 綺麗すぎた。

 

 

 


窓の景色

2012-04-14 | 心海

 

 

 

誰にも聞こえない音楽に

静かに耳を傾けながら

新たな発見を見逃してしまわぬよう

じっと目をこらすんだ

 

誰にも見えない眺めに

まだ知らぬ明日の姿を見据えて

新たな出会いを見失ってしまわぬよう

じっと記憶の中に描くんだ

 

もう二度と会えない 窓の景色が流れてゆく

 

 

写真:kaori.

詩:心海/「窓の景色」

ゲスト:Aya Inoue.

 

 

 

 

 


Cafe

2012-04-09 | 写真

 

Café ... 

ゲストはほろ苦い恋の味で登場した

Kaori Anzai.

 

女の子がガールズトークをするのに欠かせない場所

Café ...

 

 

あらゆるメニューから選んだ一杯にほっこりする。

そんな女性らしい表情がCafé中に溢れている。

 

嘘だと思ったら 見わたしてみて。

 

 

写真:kaori.

ゲストKaori Anzai.

 

 


砂浜のメッセージ

2012-04-07 | 写真

 

ブレーキが壊れる気がしていた。

わかっていても 修理を拒んだ。

とこまでも 突き進んで

心地良い風を感じていたかったから。

 

時に風向きが変わる。

風を独り占めしたかった。

だから風をきって 走り続けた。

 

時折 感じていた。

そして 知っていた。

この先 これ以上進むと

道が消えていくことを。

突き進み ブレーキが壊れ

コントロールできなくなったとき

それを 喜ぶ人はいるのでしょうか。

少なくとも 傷を負わしてしまうでしょう。

アタシもまた 深く消えない傷を負うでしょう。

 

時に冷たい風が吹かせる君は

歩幅を...距離をはかっているのかな。

きっとこれで よかったのでしょう。

ふと見つけた海岸で足を止めた。

 

届くはずのない手紙を 砂に書いた。

誰にも話さないと決めた この想い

宛名を書くつもりはないけれど

落ちている枝を筆に書いた小さなメッセージ。

「I love you.」

 

そして 一度で良いから聞いてみたかった。

...say love me.

 

 

写真:kaori.

ゲスト:Aya Inoue.