シーズーとマルチーズのミックス犬 ラッキーの生活

捨てられて警察のお世話になっていたワンコを引き取ったら、かわいくてかわいくて毎日毎日幸せなんです

仮名手本忠臣蔵①

2019-04-19 13:36:29 | 文楽
ラッキーのちょい長めのお留守番の理由は、文楽の四月公演、仮名手本忠臣蔵を観に行ったからなんです。




三大作品の一つと言われる、仮名手本忠臣蔵。今年は春、夏、秋と通しで全て公演されるとあっては、観に行かない訳にはいかないのです。四月公演は、大序から城明渡しの段まで。
ストーリーは頭に入っているし途中まで人形遣いが全て黒子衣装でものすごく集中してしまって、時間が短く感じました。





ちょっとした色々な事が重なることによって、昨日までの世界がまるで変わってしまって、お家は断絶、君主は切腹、お城は明け渡しという事態に巻き込まれる人々…設定は違うし付け加えもあるけど昔のリアルは今もリアルなんだなぁ。





鑑賞後に甘味屋にて。
「やっぱ顔世御前が美人すぎたのが原因やな。」「そうやな。可憐な様子でノコノコ出て行ったんがアカンな。」
ほら、名前も表してるじゃないですか、顔世(かおよ〜)って…
次回も楽しみです!!

懐かしい歌

2018-06-24 21:28:01 | 文楽
昨日は、母親と文楽へ。
若手会に行ってきました。




開演前に食べるつもりで作ったオニギリを忘れ、バス停から取りに帰ったり、
駅の階段でバッグのストラップが壊れ、難波で降りて大急ぎでカバンを買うというハプニング続きで疲れ果て、
2番目の絵本太功記では熟睡してしまいました…
もったいない!




しかし、最後の傾城恋飛脚は、初春公演の幕見席で遠くから見たものだったので、今回じっくり近くで見られてとても良かったです。




新口村の段の最初に、御詠歌が出てくるのがとても好きで、子供の頃、兵庫県の父の実家にお盆休みに帰ると仏さんの前で西国三十三所の御詠歌を一緒に歌ったことを懐かしく思い出します。
文楽は関西の庶民のDNAに刻まれてるに違いないですきっと。





テイ!

夢が叶った日

2018-01-27 21:17:57 | 文楽
昨夜から雪が積もってこんな雪を踏みしめるお散歩です。





ラッキーは雪が好きみたい。私も好きで、
雪の日は暖かいような気がする。気のせいかな?






午後から、お友達と池田市の文楽入門教室に行きました。実演は『日高川入相花王』の渡し場の段です。

恋の呵責に砕かれて身は煩悩につながるる、紅蓮の氷、大焦熱阿鼻修羅地獄へ落つるとも…

という清姫が怒り狂って蛇に変身するシーン、なんてカッコイイ詞章なんでしょうか。三味線と語りとが高まっていく感じがしびれました。




そして今日はラッキーな事に、文楽の虜になってもう少しで3年ですが、初めてお人形を触らせて頂きました。
こんな素敵な事はもう無いでしょう!清姫さん池田市の方技芸員さんありがとうございます。次回は今日触れなかった方に譲ろうと思います。


何が心に残るのかの違い

2018-01-23 14:37:02 | 文楽
今年最初の文楽は、八代目竹本綱太夫の五十回忌追善と
六代目竹本織太夫の襲名披露の口上とがありました。




にらみ鯛もいました。初春公演は、1番前の席で観ると決めています。




第一部の摂州合邦辻が見どころだと思ってましたが、意外にもその前の、平家女護島の鬼界が島の段が心に強く残りました。




今年になってから、クリントイーストウッドの映画をprimeで立て続けに観ていて、なんかそれに重なる物があるなぁと…

1.絶望したおじいさんが
2.縁のあった若者(地球の人々)を
3.犠牲になって助ける→めっちゃカッコええ

というストーリー。
でも、この近松門左衛門が表現したおじいさん俊寛さんは、若者助けた後にやはり悲しくなり半狂乱でジタバタする姿が描かれ、それがクリントイーストウッドの世界とはまるで違うんですけど、クールじゃないだけに、リアルで涙が出ました。
これぞジャパニーズヒーロー!



文楽は、やっぱり面白いですね〜

また雨の中

2017-04-17 22:35:28 | 文楽
今日は4月文楽公演、六代豊竹呂太夫襲名記念でした。いつもよりお客さん多いです。




友達と文ちゃんと松王丸の着物。
菅原伝授手習鑑でした。
白太夫が登場した茶筅酒の段から桜丸切腹の段までは、食い入るように見てたんですけど、寺入り寺子屋になると、君主の為に我が子を身代わりに殺させるというストーリーを頭が拒否して半分眠りの世界へ…


基本、ファンタジーなのでリアリティ求めなくてもいいんでしょうけど、これだったらワタシ、実は柳の木の生まれ変わりなんです〜とかいう話の方が好きです。





北浜に移動して、北浜レトロへ。
紅茶は、家ではほとんど飲まないので美味しくいただきました。古いものって良いですね。文楽も、昔の大阪を彷彿とさせる建物もずっと残って欲しいです。