シーズーとマルチーズのミックス犬 ラッキーの生活

捨てられて警察のお世話になっていたワンコを引き取ったら、かわいくてかわいくて毎日毎日幸せなんです

遺伝子の底から

2017-03-14 22:49:24 | 文楽
ここは、谷町四丁目。





ビルの谷間にある、山本能楽堂です。






中は、こんな立派な能舞台。







1つのテーマを能と文楽と講談で、味わうことのできるお得感満載の、上方伝統芸能DE歴塾という催しに行ってきました。





能楽堂なので文楽はアウェイ感ありましたが、普段見えない足遣いさんの動きがよく見えて貴重でした。
能は敦盛を短くした半能、というものでした。とても近くで見られたせいか、この空間にいる事自体がとても贅沢で、ありがたい事と思いました。




日本の伝統芸能を鑑賞すると毎回、あぁ寿命が延びるな…としみじみ感じます。来年もあったら絶対に行こう!!

めでたい1日

2017-01-23 23:00:43 | 文楽
お正月気分も消えた頃になって、文楽初春公演に行って参りました。







今回はお友達を文楽の世界に引きずり込んでやろうと、一番前の席にしました。一度何も遮らない舞台を見てみたかったんですよね…





太夫の語りや三味線の様子は今回はあまり見ずに舞台にひたすら注目。
奥州安達原の、出奔した娘を泣く泣く拒絶する老夫婦の場面では、みなさんと共に涙をこぼしました。隣の友達ももちろん泣いています。





これはハマっておるな…と思っていたら、次の本朝廿四孝で八重垣姫が狐に変身する場面でも、ハラハラと泣く友達。
ここ、泣くシーンではないのでは?と後で聞いてみると、





「私、プリキュアの変身シーンで泣けるねん」






気に入ってもらえて良かった!😁





古いものと新しいもの

2016-11-15 20:10:35 | 文楽
葉っぱも色づきました。





久しぶりの文楽です。
今回の席は、前方左側。いつもと違うのは花道があること…しかしこれは第二部の勧進帳で使われるようで、第一部を観る私には関係ないのでした。ちょっと残念。




しかし後で気づいた事ですが、花上野誉碑の志渡寺の段の三味線、素晴らしいと思ったんですけど、明治の豊澤団平がこの曲を上演中に倒れて亡くなったという難曲で、そのエピソードこそが有吉佐和子の『一の糸』のモデルになったとか…



全く、耳福でした。今まで聞いた事ないような。前から6列目で人形遣いの方の表情もよく見えて
、ストーリーこんなにメチャメチャなのになんでか涙が出てくるのでした。眼福でした。



文楽って、ホントにいいものですね〜黒門市場の靴下屋で、普通に接客してたペパー。SF映画の世界はすぐそこだ!

読書で味わう

2016-06-16 20:43:44 | 文楽
図書館で端末検索して、予約して借りたら50年前に印刷された古い本で、テンション上がりました。
これ欲しい。たまに一文字だけ90度回転して印刷されたりしてるんですよ〜たまらないです。





有吉佐和子『一の糸』
文楽の三味線弾き徳兵衛と、徳兵衛に惚れ込んだ茜の小説です。この所劇場に行けてないので、読書で文楽の雰囲気をと…


しかしとてもヘビーでした。文楽の世界は本当にこんなにヘビーなのか、有吉佐和子の小説だからヘビーなのか…でもおそらく皆さん徳兵衛のように命をかけて公演に臨んでいるからこそ、文楽は人の心をつかむのでしょうね。





また行きたいな〜

幕見席

2016-04-07 18:49:28 | 文楽
ワタシ今無職ですのでやはり、文楽鑑賞は節約モードでね…





初めて、幕見席なるものに挑戦。
雨の日を狙い、開館の30分前から並んだかいあって好きな席を選ぶことができました(^ ^)





幕見席は、左右16席のこんなカバーがしてある席なんです。





でも、ちょっと高い位置からなので思っていたより見やすくて‼︎



今回の演目
妹背山婦女庭訓 いもせやまおんなていきん
難しくて、ストーリーが何度読んでもわかりませんでした(^^;;
私は、三味線の團吾さんのファンなのでその方が出られる第一部の前半だけ観ました。
お値段1,500円。
どうしても観たい演目以外はこんな鑑賞スタイルがお得でいいと思います~👍