先日試作した1号機から、改良を加えた試作2号機の制作に取り掛かってます。
先日試作した1号機から、改良を加えた試作2号機の制作に取り掛かってます。
この前から作り始めたフィラメントホルダ(スプールホルダ)、ようやく各パーツの印刷が完了したので、組み立て過程を公開していこうと思います。
1.各パーツ
フィラメントホルダ(スプール)を固定するための三つ爪を開閉させるための円錐パーツです。
先端の平べったい円は遠目からスプールが回転していることを確認するのに取り付けました。風見鶏的な。
各溝を彫ってあるベースプレートです。
ここに三つ爪を引っ掛けます。
ベアリングをはめる外装部品です。
てっぺんの三角形はベースプレートの中心位置をはめるだけで出せるようにするために取り付けました。
脚部です。
円の外周にある四方に伸びた突起部分に、自作ベアリングの溝をはめ合わせます。
あとは部品自体が軽いので、三方に伸びた足の先端の穴を利用して何かと固定します。
爪です。
2.組み立て手順
①ベースプレートに爪を取り付けます(3か所)
②ベースプレートの下側から円錐部品を入れ、3つの爪を同時にはめ合わせます。
③上部のはめ合わせを固めに作っているので、ハンマーなどで三つ爪を順番に軽くたたき入れます。
④外装の上面(三角突起がある面)に接着剤を塗ります。
⑤ベースプレートの三角溝と外装の三角突起を合わせ接着します。
⑥自作のBigBearingを外装内側にはめ合わせます。
⑦はめ合わせたのち、外装とBigBearingを接着します。
⑧BigBearingの内周円の溝と、足の溝を組み合わせます。必要に応じて接着します。
以上で組み立ては完了です。
3.使い方
平べったい円のいた部分を上下に動かすと、三つ爪部分が開閉します。
実際にスプールをはめると上の写真のようになります。
これで結構しっかりとスプールが保持されます。
データは Thingiverse で公開しますので、興味のある方は試しに印刷して使ってみて下さい。
Thingiverse →https://www.thingiverse.com/miyashimon/favorites
公開データの中に BigBearing もありますので、一緒に印刷して使用してください
使ってみた感想なんかも頂けると嬉しいです。
昨日初期設計を終わらせたフィラメントホルダ(スプールホルダっていうのが正解?)ですが、さっそく試作を制作して運用を始めてみました。
で、肝心のスプールの保持なんですが、これも意外と(設計した本人が意外ととか言っちゃまずいんでしょうけど)すんなりうまく保持できてしまってちょっと拍子抜け。
上の写真は実際のスプールを保持してる状態のものなんですが、3Dプリンタがフィラメントを引き込んでいる最中も、三つ爪の部分が滑って空回りすることもなく、しっかりとスプールを保持してくれてます。
あと今回のフィラメントホルダに使用した自作のベアリングなんですが、引っ掛かりとかもなくかなりスムーズにコロコロ回ってくれてるんで正直自分でもびっくりしてます。いや、もっと引っ掛かりとかがあるんじゃないかと内心思ってたもんで・・・・(^^;
ただ、製作途中で必要ない部品ともわかってきたんで、昨日BlogにUPした3D図からいくつか部品を省き、部品同士を直接接着させたりしていますので、ちょっと形状が異なってます。
現在、得られた知見から部品を改良したものを再設計して印刷中、ただし一番大きな試作部品は印刷に約6時間とかかかるんで、明日か明後日くらいに試作2号機を運用、という流れになりそうな感じです。
これで完成!となったら、改めて記事をまとめてみようかと。
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