●制作目的
DIYをやっているとインパクトドライバや電動ドリルなど、必要に応じてこの辺の回転工具を増やすパターンが多いと思います。かくいう私もそのパターンでいくつか前述の電動工具を保有しています。はじめは数も少ないので、購入時についてきた専用のケースや大型のスタッキングBOXの中へ入れてそのまま棚などへ保管していたのですが、使用頻度が上がってくるにつれて、置いておく場所が作業机の上などになっていき、結局場所を食うことになり作業スペースが減るといった悪循環に陥っていました。
そこで、電動工具も同じように壁掛収納できるよう、以前制作した缶・瓶ホルダを改良することにしました。併せて、これは制作中の問題なのですが、ベースに引っ掛けるエッジの部分が熱収縮の関係上、プレートからはがれてたまに反る問題も解決しようと、引っ掛け部分の形状も変更することにしました。
まとめると、今回の制作目的は以下の2点
1)電動回転工具も収納できるよう改良する
2)反り防止のため形状を変更する
以上です。
●改良した製作物
上の写真が実際に改良したホルダ。
改良個所は主に以下の2点
・前面の逆三角形の幅を広く深くする → 電動回転工具への対応
・背面の引っ掛け部分をV字型に変更する → 制作時の反り防止
こちらは旧版との比較写真、左が旧版で右が今回製作したホルダになります。
わかりやすいのは、正面の逆三角上の切り欠きの幅が旧版に比べて、改良版では広がっていること。
これは引っ掛ける電動回転工具のスイッチ部分が、種類によっては干渉する場合があるためです。
次に背面の引っ掛け部分。
こちらは制作時の熱収縮による反りを極力防止するためにV字状の溝を入れています。
すでにいくつか制作していますが、一目でわかるような反りも発生しておらず良好な結果を得られました。
●まとめ
実際の制作物に電動回転工具を引っ掛けてみました。
工具の重みにまけり事もなくしっかりと保持してくれています。
これでより気軽に電動工具を使った作業を進めることができるようになりました。
ちなみに旧版のホルダ類は Thingiverse で公開しております。
DLして試しに印刷して使ってみて下さい(^^)
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