HMRSのヘタレ趣味ブログ

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駅からハイキングに参加してみた。

2015年06月14日 21時19分54秒 | 日記
駅からハイキングに参加してみました。No06510 国宝建造物が残る町並みと常磐炭田発祥の地を歩く、というコース。
8kmという道のりを楽しんできました。

草野駅から水戸行きの列車にのって十数分、内郷駅に到着、ここがこのコースの出発点です。受け付けを済ませるとコース解説やいわきを紹介するパンフレットなどの資料、おまけに地元の星野製パンさんの玄米パンを頂いてスタートです。



県道の跨線橋の北にこんな歩道橋があったんですね。普段は自動車でしか通らないので気がつきませんでした。
こうやって歩いてみると、けっこう知らない街 であったことがわかります。



コースはこの歩道橋を渡って内町方面へ、歩道橋からは三星炭鉱綴坑の大煙突とズリ山が見えます。この大煙突とズリ山は近代化産業遺産に登録されているんですねぇ。



内町小学校の脇を抜け、しばらく行くとなにやら階段が。最初の目的地、内郷山神社跡、相撲場跡はどうやら前方の山の上にあるようです。



経済産業省の近代化産業遺産のプレートがありました。この内郷山神社跡、相撲場跡と前述のズリ山等は近代化産業遺産群33、京浜工業地帯の重工業化と地域の経済発展を支えた常磐地域の鉱工業の歩みを物語る近代化産業遺産群、のひとつに指定されています。

運動不足なのでちょっとの階段もかなりきつい・・ 息を切らして登っていくと。



これが相撲場跡、当時の炭鉱労働者のための福利厚生施設の一つで、中央には屋根つきの土俵があったとか、最近は利用されることもないらしいですが子供相撲大会なんかここで開いたら楽しそうです。



少し登ると頂上?は公園になっています。その奥に煙突みたいなものが。この上には 母子想 像 というものがあったらしく、いまは福島高専? に移動されているとか、これも近代化産業遺産のひとつです。



さて次の目的地、清光院、1529年開山ということでかなり古いお寺のようですが、2度に渡り野火に遭い消失したとか。現在の建物は昭和4年に再再建された建物だそうです。
これがその当時の建物であれば、と少し残念。

山を降りていよいよ国宝白水阿弥陀堂が近付いてきました。



国宝を中心としていわきの石炭発祥の地、彌勒沢を巡る遊歩道が整備されているんですね。



福島県唯一の国宝、白水阿弥陀堂。
仏像なども国の重文に指定されており、境内地も国史跡というなかなか凄いものですが、周辺は意外にあっさりとした感じです。



さすが国宝、八百五十五年変わらぬ姿がここに・・



次の目的地は常磐神社。ここも急な階段をぜいぜい言いながら登ったところにあります。
白水阿弥陀堂を建立した徳尼御前(徳姫?奥州藤原氏の娘、有名な戦国時代の徳姫とは違います)を祭神とした神社だそうで、阿弥陀堂の東側にあったものが明治維新のときにここに移されたそうです。このなかにいわき市指定有形文化財「鉄製懸仏」があるのかな?



その隣にある願成寺、徳姫により岩城則道公(旦那様)の菩提を弔うために建立された寺院、白水阿弥陀堂はこのお寺の所管だそうです。この一帯はいわきの平安時代の歴史そのものなんですね。



さてここから石炭の道(すみのみち)を通って彌勒沢へ向かいます。



少し急で、曇り空のせいか薄暗い細道を登っていきます。



あじさいがとてもきれい。



やがて舗装路に出てさらに登ったところがみろく沢炭鉱資料館、ここの展示物はいわき市の有形民俗文化財、そして近代化産業遺産群でもあります。
玉こんにゃくとお茶を頂いて、資料館の展示物を一通り拝見、



傍らでは館長渡辺さんの(写真中央のかわいいおじいさん)当地の解説が行われています。(御年90歳とか)
手前では石炭が燃やされており、あのSLの香りが・・



昔の坑口も再建されており、その中は実際の石炭の炭層を見ることができます。



山を降りて白水川の橋を渡り、トンネル手前の道を左に行くと、8番目の目的地の吊るし観音へ到着。
川向かいの小さな祠に観音さまが祀られています。

最後の目的地は高野不動尊。
ここが最大の難所でした。20%はあろうかという急勾配の道を喘ぎながら登っていくとそれはありました。



頂上近くの鐘楼付近からは内郷の街並みを垣間見ることができます。



鯉や亀の遊ぶ白水川河畔を下り内郷駅へ、これにて全行程終了! 運動不足を痛感する一方、新たな発見もあり充実した3時間でありました。



内郷駅から下り列車で帰途へ、考えてみると内郷駅を利用するのは1回目/52年 なんですねぇ。
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