美術館日記『五味太郎作品展』 [絵本の時間]

しばらく美術館とやらにご無沙汰だった。

無性に美術館へ行きたくなった。そこで、出かけました。手近なところで

岡山県立美術館に行ってみました。ここは駐車料金が無料というのがいいですね。

五味太郎さんってご存知でしょうか。

1945年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所ＩＤ科卒業。現在までに約350冊の著作を

出版し、赤ちゃんから大人まで幅広い読者層を持つ「絵本作家」だそうです。

絵本の他、文具や服飾のデザイン、幼児教育のアニメビデオ制作、エッセイの出版など

多方面に活躍されているんだって・・・知りませんでした！

今回は、この五味太郎作品展ということで[絵本の時間]というタイトルの展覧会です。

『ももたろう』『まどから　おくりもの』『みんな　うんち』『ねえ　おはなししてよ』

『ぽぽぽぽぽ』『がいこつさん』『みんながおしえてくれました』『ことわざ絵本』

『かかかかか』等の絵本原画、約180点が展示されていました。

なつかしいな～。絵本・・・もう半世紀以上手にしたことも読んだこともない、、、

例えば、代表作の一つ『みんなうんち』一番最初に展示されていました。

絵を見ながら物語をよんでいくといつの間にかこの絵本の世界に引き込まれている

自分を面白く感じるひと時です。

生きるものはそれぞれちがった形、ちがった方法でうんちをします。それを絵本にする

作者の創造力には感動でした！

人間だって、おとなはトイレ、幼児はおまる、赤ちゃんはおむつでそれぞれうんちをします。

子どもたちにとってこのうんちは意外に大きな関心事だろうな、、、なんて改めて認識。

ほかにも楽しい物語（絵本）がありますが、今一つ、相変らずの人気物語それは・・・

あの、桃から生まれたももたろうのお話でしょう。

五味さんはこの物語を忠実に彼独特の絵画タッチで素晴しい絵本に仕上げています。

鬼退治に出かけるシーンは

そして鬼が島であの鬼を退治して皆で凱旋の喜びを分かち合うシーン。

なんとも疲れない、楽しい展覧会でした。こんな作品を制作する仕事って素敵だな～

と羨ましくもあり、遠く過ぎ去った過去のひと時にタイムスリップしたような心地よい

ひと時でもありました。

展示室を出てショップに寄ったら、よく見かけるあの「きびだんご」が・・・

アレ、この箱のデザインは五味さんの・・・だそうです。

 久しぶりに、きびだんごを買いました。鬼退治の物語でも思い出しながら食べようか・・・

お昼を少し過ぎていたので、いつもの日本蕎麦やさんへ・・・本日は冷おろし蕎麦のランチでした。

このお店のおろし蕎麦美味しいんです。

【おまけ】　帰りがけ後楽園に寄り、大賀ハスの写真を撮ってみました。mixiに掲載したら

好評だったので、おまけとしてＵＰします。