老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

美術館日記『ピサロと印象派』展(その1) 兵庫県立美術館にて

2012-08-16 | アート展日記

8月早々、夏、真最中の暑い朝、ボクは携帯電話の電話帳でNを検索していた

あった、naka・・・発信をポチッ。呼び出し音が数回、聞き覚えのある声が耳に

飛びこむ。

「おはよう~、今日、神戸に行こうと思うんだけど、都合は・・・」の短い会話

を終えて、早速お出かけ準備。

と言っても別段なにもない、いつも背負ってる小型のリックの中をチェック、

新しいデジカメ持って行こうか・・・重いな・・・どうせ美術館、館内は

撮影禁止だから・・・コンデジでいいや、とポケットの入れて家を出る。

岡山駅前の大きな駐車場に、、最近は駐車料金の値下がりはありがたい。。。

岡山駅発10時30分のさくら542号に乗車。

 

鹿児島から来た新幹線、ちょっとクタビレタかな(笑)。そんなことはありません。ボクを乗せて元気に出発。

 

九州新幹線の車内は普通車も2列・2列の4列シートで、東海道新幹線のグリーン車並み。いいですね!

新神戸まで38分に新幹線の旅でした。

新神戸下車、地下鉄に乗り換えて次の三宮へ、さらにJR神戸線に乗り換えて次の灘駅下車。

震災後新築されたJR神戸線の灘駅です。

 

ここからは、海岸線に向かって真直ぐにのびる「ミュージアムロード」を一路美術館へ。

真直ぐ、正面の見える濃いグレーの建物が「兵庫県立美術館」です。灘駅から徒歩約10分の所にあります。

道の両側には震災以降に建てられた新しい建物が多いようですね。

やがて美術館南口正面入り口に到着します。

この正面入り口は北(山)側です。ほぼ全面が壁面といった独創的な表情を見せています。これに対応する

南(海)側はほぼ全面ガラス張りといった対照的な壁面構造になっています。

独創性を持った大きな庇が特徴の南(海)側はこのような感じです。ここまでご覧になって建築にご関心を

お持ちの方ならおわかりでしょう、この建物。かの建築家、安藤忠雄氏の設計によるものです。

この兵庫県立美術館は神戸大震災の復興事業の一つとして建てらたものです。今年で開館10周年ということ

で今回の「ピサロと印象派」展が企画されたそうです。

この美術館は美術展示作品とはまた別に、建物自体に見る処が随所にあります。それはまた後半に少し

ご紹介することにして、絵画展のご案内を・・・

美術館、北の正面入り口に建てらた大きな案内看板、今回出展のカミュ―・ピサロ作品の中で目玉作品の一つ、

1899年の作品で「昼寝、エラニー」です。

≪印象派!≫と云った雰囲気がこの場所から既に漂っている感じです。

では、美術館入口へと行きましょう。

入口へのアプローチの大切さを強く印象付けるこの石畳の通路、そこにはいかにも絵画展らしい大きな

サイコロ型の看板も面白いですね。

正面の入口を入り、チケット売り場でチケット購入します。神戸の友人は絵画鑑賞は興味ないようで、1時間後

にここのミュ-ジアムショップにて合流予定。早速展示室へのエレベーターに乗ります。

ここが、館内のエレベーターホール。展示室入口はあの正面黒い部分です。16mの吹き抜けを行き来する

階段もまた見どころの一つでしょう。

コンクリートと鉄とガラスといった無機質な物体で囲まれた空間は、これから入っていく名画の世界をより

豊かな想像の世界へと誘ってくれるようです。

さて、展示室内は、撮影禁止で、ブログでいつも困るんですが、今回は展示会場内に主人公カミュ―・ピサロの

生涯を、子供さん向けに表現した楽しい文章がありましたのでメモを参考に概要をご紹介しながら買って来た

ポストカードで作品の一部をご覧いただきましょう。

では、展示室へどうぞ・・・・以下、次回に続く。 

 

 

 

 


コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 散歩日記、特別号『日本一つ... | トップ | 美術館日記『ピサロと印象派... »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (*cranberry*)
2012-08-16 12:57:20
新幹線、随分進化したんですね
スリムでカッコいい~
やっぱり、日本の電車は綺麗・・・
美術館、建物自体がアートで
ステキな場所みたいですね^^
中が撮影禁止で
写真見れないのが残念ですが
続き(ポストカード)を楽しみにしてます ♪
返信する
Unknown (りえもんたん)
2012-08-16 17:32:28
美術館は外観や内部もそれ自体が作品として楽しめますね♪次回のピサロ展の様子も楽しみです!
返信する
Unknown (パピー)
2012-08-16 20:42:50
cranberryさん、おはよう~

日本はせまい国土にあちこちと新幹線を作って
ます。在来線と2~3時間違うだけなのに何千億円
というお金をかけてどうしてあんなに造るのでしょうかね。

カナダの電車に比べたら綺麗でスマートでしょう
この列車は日本の最新鋭の列車ですよ。

在来線、特にローカル線の古ぼけた列車も沢山
走ってますよ。ご存知でしょう(笑)

次回にはピサロの作品一部とこの美術館の一部
をご紹介したく思ってます。ひとつcraberryさんに
見て頂きたい写真があります。お愉しみに(笑)

コメントありがとう
返信する
Unknown (パピー)
2012-08-16 20:54:52
りえちゃん、こんばんは。

美術館って素晴らしい建物が多いですね。この建物
を設計した安藤忠雄さんもあちこちで活躍されてます。
知らないのですが、札幌市の渡辺淳一記念館も
そのようですね。

一本であげようと思ったのだけど、未だ写真だけでも
10枚以上あるし・・・あまりに長くなりすぎるので
こので一度切らせて貰いました。休憩です(笑)

コメントありがとう
返信する
Unknown (たまご)
2012-08-16 21:10:37
美術館って建物も興味深いですね^^
私は建築全く分かりませんが主人が建物好きなので
たまに建築について話を聞きます^^
印象派の父といわれるカミーユ・ピサロ、
ゴーギャンをはじめ多くの有名画家達に影響を与えたとして有名ですね。
いいなっ!私もみたい^^続きが楽しみです♪

返信する
Unknown (Kanon)
2012-08-16 22:03:22
パピーさん、こんばんわ!

新神戸から乗り換えが多いんですね。日本の美術館は絵画の撮影禁止の所が多いですね。海外の所は自由なのに、了見が狭いのでは?と思います。

オシャレな美術館の建物ですね。ピサロって印象派そのものだと言われているそうですが、また、後のブログアップが楽しみです。
返信する
興味津々♪ (しぃ)
2012-08-17 08:12:14
この美術館は、建物自体が凝っているんですねぇ~
入り口から魅力的な雰囲気がします♪

新幹線、乗ってみたいなぁ~
アヒルさんのクチバシみたい(* vv)
岡山駅…懐かしく拝見しました(  ′ ′)トオイメ
返信する
Unknown (zuzu)
2012-08-17 08:20:59
兵庫県立美術館は岐阜県美術館よりも立派でびっくりしました

先日久々に美術館に行ったばかりなので、比べてみてその広さに驚かされます!
返信する
Unknown (パピー)
2012-08-17 11:02:47
たまごさん、おはよ~

美術館へ行くのはもちろん美術展を見に行くのですが、
他に建物やカフェ・レストラン・ショップなんかも目的
となっておりますです。ボクの場合は・・・

印象派と云えばモネやルノワールの名前が浮かんで
きますが、ピサロが最も年長者であり親分格だったん
ですね。印象画堪能しました。

田舎に住まうとこういった絵画展などの機会が少ない
のが欠点でしょうね。

コメントありがとう
返信する
Unknown (パピー)
2012-08-17 11:37:17
kanonさん、こんにちは。

新幹線は神戸市背後の六甲山の中をトンネルで通過
してますから、新神戸駅はその山間にあります。南北
に狭い神戸の街を北から南へ、地下鉄とJRを乗継い
で海べりの美術館へ行きます。

そうですね、最近のデジカメは性能がいいからフラッシュ
など必要ないですものね。フラッシュたかれるとい他の
お客様に迷惑だけどね。ポストカードや図録が売れなく
なるからかな(笑)

コメントありがとう
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アート展日記」カテゴリの最新記事