久しぶりのお茶会日記ですね、このブログではお正月の初春茶会以来だったようです。
今の後楽園は紅葉が一番の見頃でしょうか(11月25日)。
真っ赤に染まったモミジは見る人それぞれに何かを語りかけていますね。
貴方にはさて、何を語りかけているでしょうか。
真っ赤なもみじの姿を先ずはご覧いただきましょう。
園内のそこここで見られる紅葉風景を愛でながら本日の茶会会場「鳴鶴館」へと・・・
「鳴鶴館」玄関先で本日の受付を、本茶会を主催している地元の大学茶道部
女子大生のお迎えを受けて受付完了、可愛い茶席券を頂き館内へ。
ここ「鳴鶴館」は園内最大の建物です。いろんな催事が開かれたり、
時に結婚披露宴の会場になったりもします。
本日の「たなばた茶会」会場は館内の二間を開け広げた会場です。
このお部屋の手前に待合がありますが、今回はタイミングよく待つことなく茶席にと案内されました。
大寄せ茶会ですから、一度に10人~20人位で茶会の始まりです。
お点前さんが作法に則ってお茶を点てる準備です。
左手の方は半東さんと呼ぶそうですよ、彼女から
茶会の開催のご挨拶をいただき、今日のお床やお菓子、お抹茶、茶道具類の説明があります。
本日のお床には『開門多落葉』と書かれた御軸が。
これは「雨音を聴いているうちに寒い夜更けが過ぎ、夜が明けたので門を開けてみると、
あたり一面に葉が落ちていた。一晩中聴いた雨音は、朝になってみれば、
実は軒端をたたく落ち葉の音だったのだ」という晩秋の情景を詠んだ作品でだそうです。
左手、香合は「木守」だそうです。なお、本日の御香は「若松」でした。
「ねずみ志野」の花入には秋の花がひっそりと(何だったかな・・・忘れました)
やがて、菓子器に入った本日の菓子が右手の方から廻ってきます。
お菓子をひとつ懐紙にとって、頂きます。
お菓子は「初霜」という銘です。そういわれれば白い霜が・・・(笑)
お点前さんがお抹茶を点ててます。
決められた作法なんでしょうが、その姿や動作に和の心があふれていて心和むひと時ですね。
点てられたお抹茶がお運びさんによって各参席者に配られます。
和服姿の女子大生、そしてこのきちんとそろえた手の形、ことのほか素敵に見えますね。
思わず、こちらも畳に手をついて「ありがとう、頂戴します」なんて普段とは全く違った言葉が・・・(笑)
今日のお抹茶は「宇鶴の白」という銘のお茶でした。
茶器は「安南写七宝紋」だそうです。
温かいお抹茶を頂戴して、茶器を拝見します。
やがて、半東さんから今回の茶会参加のお礼の言葉等、お茶会のお開きの挨拶を頂戴して、
あとは、並べられた茶道具を拝見して会は散会となります。
◇今日の茶道具◇
左から、茶碗(吹寄・赤楽)・茶勺(山路)・薄器(大棗 藁吾蒔絵)・棚(秋泉棚)・ 水指(染付二閑人)・・・
この日の後楽園は秋晴れに恵まれ楽しい光景がいろいろ見られましたが、三点ほど
本日の付録としてご紹介しておきましょう。
◎付録Ⅰ
《新婚さん前撮り風景》
◎付録Ⅱ
《七五三参拝帰り風景》
◎付録Ⅲ
《岡山城をバックに野外ライブ風景》
最後までご覧頂きありがとうございます。。。
今日もステキな和の世界 ♪
和服姿の女性は大和撫子
シットリ落ち着いていて優しそうな雰囲気・・・
隅々まで心配りをする日本文化って
やっぱり趣があって良いですね!
和服の結婚式も七五三も
カナダではほとんど目にする機会がないので
写真を見ていて、心が和みました☆
野外ライブはカナダでもあるけど
お城をバックにするのがミソですね(笑)
「大和撫子」・・・近頃の日本国内では若しかしたら
忘れられた言葉のような感じです。
言葉は忘れられても、やっぱり和服姿の女性には大きな
魅力を感じますね。特にお茶会での彼女たちの立ち居
振る舞いの姿、例えば歩くときの手の位置、お辞儀の
仕方、あわただしい今のこの時代にマッチしないと
言ってしまえばそれまでですが、それは若しかしたら
今のこの騒然とした世の中が少し正常な軌道から
外れているのでは・・・なんて思ったりします。
このような和の文化を若い彼女たちがやがて母親
となり、その子供たちに引き継いでくれるだろうこと
がこの茶会に参加していつも嬉しく思うことのひとつ
です。
日本に暮らしていてもあまり接する機会のない場面、
遠く離れたカナダのトロントにお暮らしのcraberryさに
は少しでも心穏やかな気分を味わっていただけたこと
嬉しく思います。
コメントありがとう
モミジ…そのモミジにも劣ることの無い
素敵な着物姿の女子大生の皆さんの
お茶会 本当に心落ち着き和やかな
気持ちにです^-^v
茶席会場も趣のある素敵な場所で今更
ながら日本の良さを改めて実感です^-^;
付録の3枚も七五三を除いては ここでは
見られない光景 素敵な写真をありがとぅです♪
女子大生たちの手作り感がいいですね~♪
本日のお菓子もとっても美味しそうで、お嬢さんの点てたお茶がより一層美味しかったことでしょう。
付録も楽しませていただきました。
岡山城をバックにしたカホンを使ったライブはどんな系統の音楽だったのでしょう?
きれいなお嬢様のお点前で頂くのはいいですね。
紅葉の写真はさすがに上手く撮れていますね。
私のこの間の銀杏とは大違いだわ。
もう長くお茶会に行ってません。
せっかくお家にお茶室があっても主が入院中。
お食事にお酒…お茶と楽しい1日をすごした
数年前を思い出しています。
この時だけ着物を着て行くんですよ~。
早いもので、もう12月ですね。
今ではもう紅葉の時期も終わりに近づいたようです。
学生さん、黒いスーツ姿より和服がいいですね。
お茶会はこの会場の雰囲気が好きで時々参加させて
もらってます。
こういった和の文化、いつまでも継承して欲しいもの
ですね。
最近は「前撮り」と言って式の前にこうして写真を
撮るそうですね。後楽園ではよく見かける光景ですよ。
コメントありがとう
受付横の看板が完璧に手作り感をかもしだしてますね。
学生さんが企画運営している茶会ですから、席料も
格安ですね(笑)
お菓子は地元の和菓子屋さんのお菓子でいつもこの
お店のお菓子です。このような席で頂くと一層美味しく
感じますますよ。。。
城をバックのライブは「歌」と書いてあっただけで
素人のボクにはよく解りません。ボーカルの女性の
歌声がステキだな~と思ったけど・・・
コメントありがとう
若いお嬢さんたちと接することも滅多にないので、
その意味でもこのお茶会はいいですね。
写真は、腕じゃなくカメラの違いです。なかなか上達
しません。
お家に茶室があるんですか、本格的ですね。
ご主人さんは入院中でしたか、どうぞお大事に
なさってくださいませ。
本式のお茶会ならお食事もあるんでしょうね。
そのような高尚な茶席には行ったことないんです。
一日も早くまたお宅のお茶室が賑う日が来るよう
祈ってます。
コメントありがとう
紅葉というと、数年前の大河ドラマ「天地人」での台詞を思い出します。
「紅葉が美しいのはなぜなのか、厳しい冬を乗り越えるため木は幹に栄養を蓄える。
養分が届かなくなった葉は赤くなり、命を幹に託して散っていく」
という主人公直江兼続の母が言った紅葉の教えです。
お茶会の茶器ですが、女性らしいピンクやオレンジを使った可愛らしいデザインですね。
茶器というと渋い色のイメージがあるけど、こういう色も現代的でいいんじゃないでしょうか
「紅葉」に対するコメント、、、ロマンを感じるステキな
コメントですね。
さすが、歴史に詳しいzuzuさんだな~ありがとう。
最近の茶器は実にいろんな絵柄の茶器が出てますよ。
デパートなんかの売り場を覘いて見られたら面白い
かもしれませんね。
昔ながらの渋い色柄の茶器もいいですが、この会の
ような素人の一般人を対象にした茶会ではこんな
茶器が合いますよね。
コメントありがとう