まだまだ若僧です

なんだか、気づいたら春が過ぎて夏になっていました。

時間が過ぎるのは、早かったり遅かったり…。

決まった速度でしか地球は回ってないのに。

不思議だなぁ～。




そんな毎日を過ごす中で、最近感じた事。


『自分は何のために生きてるのか？

　どこに向かっているのか？』


これは自分の中でず～～っと解けない問。

正確に言うと、医者になるのをあきらめた時から今まで解けない問。


医者になるために生き。医者になることに向かって生きてきた自分は、医者になれないという現実に直面した時、

単純に生きる意味を失った。


自我が芽生えた頃からずーっと、その目的に向かって生きてきたから、目的もなく生きる方法が分からなかった。


でも、人は生きていかなくちゃいけない。




看護師になって2年目を迎え、「人の死」というものに何度か立ち会って

改めて生きるってなんだろう？と考えるようになった。


生まれたばかりの命が数時間や数日で消えていくのは、残酷なことだと感じた。

それでも、亡くなった赤ちゃんの顔は、みんな澄んだまっすぐな表情をしていた。

同期の友達は「生を全うした顔だね」って言っていた。

その通りだなって思った。


生を全うする。

生きていることに感謝し、今自分ができることを手を抜かずに精一杯実行する。

それは本当に難しいことだけど、「生まれた命に無駄なものは一つもない」そう信じて、

何のためでもなく、どこに向うでもなく、

ただ、今を生きることが大事なのかもしれないと思った。