~御剱祭 南方山 (通称 南方位山)とは ② ~
①での「龍の御旗」の龍とは、倶利伽羅不動尊
(倶利伽羅竜王)のことであります。
毘沙門天が右手に剣を持っていますが、その剣に
巻きついている龍が倶利伽羅不動尊です。
では、なぜそのような「倶利伽羅不動尊御旗」が
春日神社氏子中に現存するのでしょう??
まず、「倶利伽羅不動尊御旗」の由来をご紹介↓↓
~ 謙信公は永禄年間の越中(富山県)へ出陣の際、
名立・筒石近辺で山も崩れ、大海原もひっくり返る
ようなすさまじい大嵐に遭いました。幾度の出陣でも
この様な難にあったことはなく、困った謙信公は
毘沙門天に一心に祈りました。
すると、筒石山の西南より倶利伽羅不動尊が現れ、
たちまちに暴風が鎮まり晴天が覗き、一行を助けて
下さったのです。謙信公や軍勢一同も思いがけない
出来事に喜ばれ倶利伽羅不動尊を拝みました。
謙信公は能生の権現堂に参拝し、早速、絵師の
狩野直信を呼び、このありがたい倶利伽羅不動の
ご尊像を描かせたのでした。 ~~~
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