カタスミ

『アリス殺し』小林泰三著

youtubeで何度か面白いと流れてきたので読んでみた。
以下ネタバレあり。























不思議の国で起こった殺人が
地球でもリンクしている…
長年不思議の国の夢を見ていた亜理は
ハンプティ・ダンプティの死をきっかけに
あちらとこちらがリンクしている事に気付く。
こちらにいる自分の周りにいる人の多くが
あちら側の登場人物であった。
不思議の国で殺人容疑をかけられてしまったアリスの
容疑を晴らす為、亜理と井森はこちらで捜査をはじめる。

う~ん…
元々不思議の国のアリスの原作は読んだ事ないんだけど
こんなとりとめの無い会話ずっとしてんの…?
いまいちかみ合わない会話がずっと続く感じで
あんまり共感ができないせいか
登場人物が死んでもそこまで心に響かず…
よく分からんままに物語が進む感じ。

登場人物もハンプティ・ダンプティの地球側の人が王子玉男とか
ふざけた名前のせいで、なんか全部冗談みたいな感じがしてしまい
深刻さに欠けたかなぁ…
結構残酷な殺され方するんだけど
それもまた悪趣味な冗談みたいな感じで、
結構重要な登場人物も殺されるけど
あらら~、くらいの感情しか持てなかった。
感情移入が非常にしにくかったかな?

眠り鼠はなにかしら重要な存在だとは思ったけど
答を見たら、あ、そうなんだ…という感じ。
名前で言うと、ふざけた名前ではあるけど
ある意味ミスリードに必要だったのもあるのかな?
まぁ、そこが解明されたからと言って
大きな感動な無いのだけれどもw

これってアリスを読んだ事ある人と無い人では
また印象が変わるのかもなぁ…
結構続く噛み合わない会話は割とうざい感じでしたが
話はそれなりに読めたかな…?
感情移入度が低すぎてそこまでお話に入り込めなかったのが残念。
星は3つ。
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