カタスミ

『TUGUMI』吉本ばなな著

これ、だいぶ前に読んで、映画まで見たのに
全く記憶に残っていなかったので
久々に読みたくなりました。
以下、ネタバレ有。




























当時はあんまり気にならなかったのですが、
ドクターストップがかかってるのに無茶して
死ぬ死ぬ言われても…というのが正直な感想。
なんだろう、つぐみは死にたい人なのでしょうか…
しかも、最後に死にかける原因が
半分犯罪みたいな事だったりで
もうちょい他に見せ方なかったのか…という感じ。
例えば、どうしてもスポーツで結果を残したかったとか、
誰かを救う為に仕方なかったとかなら
また感想も変わったと思うのですが
犬を殺された復讐に穴を掘って犯人埋めるとか…
復讐するにしても、せめてもうちょっと別の方法はなかったのですかね…?
ものすごいドロドロのドス黒い感情が渦巻いてますやん?
なのにつぐみの事すごい凛とした、雄大な感じで描かれてて、美化しすぎなのですよ…
絵になるのは美形だからだろ!?!?
というゆがんだ目線でしか見られませんでした^^;
これ、つぐみが美形じゃなかったら目も当てられないぜ…?
しょせんは顔、顔がすべてという話ですね。(違う)

ノスタルジーな雰囲気やつぐみのぶっきらぼうな性格は
嫌いじゃないので、エピソードがとっても残念でした。
恋愛物、という薄らとした記憶の元読み進めていましたが
実際は主人公とつぐみの友情物でした。
さくさく気軽に読めるので星は3つで。
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