カタスミ

『星降り山荘の殺人』倉知淳著

おすすめミステリでよく名前を見かけていたのですが
どこ探してもなくて、やっとこさ見つけたので購入。
先に言っておこう。

完全勝利!!(笑)

以下ネタバレありです。















今回は完全に真犯人分かりました☆
と言うのもですね、この小説は各章のはじめに
ナレーションみたいなのがつくのですが
まず最初に『本編の主人公登場、事件の犯人ではありえない』みたいな事が書いてあるんですよね。
そして次に『探偵役登場、こちらも犯人ではありえない』みたいな事が書いてあるんですよね。
しかしですね、おいおい、なんですんなりおめぇを信じないといけないんだ??
いや絶対ここ引っ掛けでしょ…みたいな勘繰りが最初からありましてね。
探偵役登場シーンをよくよく見てみると、探偵役と思われる星園氏以外に
もう一人登場してるんですよね。
んん?これはもしや…?と思って読み進めますよね。
で、星園氏が文化人やってる理由が故郷の殺人事件解決の為、ってのが出てきて、
それが本当なら、絶対その話で続編があるはず!と
裏表紙に記載されている作品見たら続編が見当たらない…
続編がない…続編ができない…主要人物が犯人…犯人は星園!!
というメタ推理で確証を得た訳ですわw

雪山で起こる連続殺人ってもう、殺人事件の典型的パターンなのですが
いまいちハラハラ感やドキドキ感がなくて
星園氏の推理もどうもいまいちで微妙でした。
ミステリーサークルてあんた…
それで納得させられるとかないわ…
それに動機がなぁ…
最初、故郷の殺人に関係した人物を殺したのかと思ってたら
全然そんな事はなくて、すげぇしょーもない理由でした。

真犯人を割と最初の段階から見抜いたのですっきりしましたが
雪山殺人だったらかまいたちの夜の方が面白いかな。
殺人事件的には微妙な話でした。

星は3つで。
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