『史上最強の内閣』室積光著

実は日本には、ものすごい影の内閣があったのだ…！

北朝鮮が日本に向けて核爆弾を発射しようとする時
この影の内閣が表舞台に立ったのであった…

という話。

だいたい実在する人や団体の名前をちょいともじっただけなので
誰の事言ってるかよく分かるお話です。
そうそう！と思うところもあるし
それはどうだろう…と思うところもあるし。

スカッとするかどうか、と言われると
私的にいまいちでした。

だいたいお話も大きな展開もなくダラダラ続く感じで
うう～ん？って感じで。

移民問題とか軽々しく考えすぎな気もするし
なんで核爆弾発射した北朝鮮にお金を貸すのか（しかも税金だよ）意味不明でした。
回収するのお前の内閣じゃねぇし。
あの国が国民の為にその金使う訳ねぇだろうが。

政治家の2世下げも気になる所でした。
2世じゃなくてもひどい政治家いっぱいいますがね。
民主党政権前に書かれたものの様なので
当時の世論が反映されてるのかもしれませんが
ちょっと引っかかった点でした。

で、ほんとひどいなぁ、と思ったのが
北朝鮮の工作員をアイドルとしてデビューさせるくだりで。
これでは日本はただの平和ボケ大馬鹿国家として
世界中の笑いものになると思いますが…
それとも日本の平和ボケを皮肉っていたのでしょうか…

影の内閣も、いまいちキャラ立たないというか…
歴史上の人物とかモデルにしてるっぽいですが
名前しか出てこない人もいっぱいいて
短期間内閣として持ってくる必要があったのか…？
内閣の持つ役割を、少人数に分散させた方が
影の内閣の突出した感じがもっと出るような気がしました。
いまいち有能に感じないのは何だろう…

Amazonレビューを見ていると、解説がひどい、って事で
読んでみましたが、なんでこういう人って、お腹が弱い事とか、漢字が読めないとか
どうでもいい揚げ足とるんでしょうかね？
政策の問題点とかを挙げりゃいいのに、それは全然しないんだよ。何で？
じゃあお前は絶対お腹壊さないし、全ての漢字読めるんですよね？
絶対間違わないから偉そうに文句付けてるんですよね？
とか思っちゃうわけですわ。
嬉しそうに批判して、自分のあほっぷりをさらしまくっているなぁ、と思いました。
なんでこんな人に解説書かせたんだろ（笑）

ま、解説は問題外にしても、お話自体もいまいちでした。
星は2つです。