カタスミ

『金閣寺』三島由紀夫著

読みたいものが見つからなかったので、前々から興味があった
三島由紀夫の金閣寺を読んでみました。
ところがどっこい、とんでもなく手こずった…
年末から読み始め、なんとか読み終わったが
ほぼ1ヶ月かかってしまった…
以下ネタバレあり。
辛口感想なので好きな人はご注意下さい。




















とにかくですねぇ、何が面白いのかさっぱり分からない、
って言うか何言ってるのかさっぱり分からない。
こういう系のお話に多い、情景描写と感情描写のオンパレードで、
さらにそれが難解な言葉で書かれてるもんだから
だからお前は何が言いたい!?って何回もつぶやいたわw

全く理解しないままに読んでるので私の感じた感覚だけの話なのだが、
例えば『腹が立つ』っていう感情があるとして、これをわざわざ
別の言葉を羅列して『腹の底にどす黒い、言いようのない、得体の知れない、
こみ上げる、烈火のごとく、なにがしなにがし…』って
まぁ、まどろっこしく長々と説明してる、って感じがして。
言葉のチョイスもいちいち小難しくて、これって人に理解してもらおうとしてんの?
ひと言で分かりやすく表現せんかい!!と思ってしまったw

実際にあった金閣寺の放火事件を元にしているらしく
吃音がある若い僧が主人公で、幼い時からとにかく
とんでもなくコンプレックスの塊で、
そのコンプレックスを解き放つ為に金閣寺に火を放つ、
みたいな話なんだと思うのですが、
まぁ、ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ、うじうじうじうじ
うっさいわボケェ!
今日も元気だ飯が美味い!で良いやろがい!!って思ってしまった^^;
とにかく彼の行動原理はよく分からない…破滅願望って事??
物語も大して動くこともなく、登場人物のほとんどが
何をしたいのかさっぱり分からない人達ばかりでした。

Amazonなんかじゃ評価高いので、
理解出来ない私が低脳って事なんですかね。
三島由紀夫は東大卒らしいし、脳みその構造が違いすぎるのでしょう。
頭のいい人の考える事はよく分からんわ。
こんなんごちゃごちゃ考えて生きてたらそりゃ苦しいでしょうよと思うわ。
なんも考えないあほで良かったって思います^^;

そもそも自分は情景描写感情描写メインの作品って
全然合わないのがよく分かった。
全く理解できない感情や、ただの景色の解説なんか
読んでても全然面白くないのだよ。
多分これ系の作品読む人達は面白さなんて求めてないんだろうけど。
私はエンタメ性がないと読めないなぁ…
やっぱ殺人事件でも起こらないと(笑)

と言う訳で、今後は一切これ系の話は読まないでおこうと
固く決心したのでした。もう時間の無駄だわ…
良い点として強いて上げるなら
歴史上の事実として、金閣寺が焼失してるって事を知れたって事でしょうか。
今の金閣寺ってバリバリ最近建てられたやつやんけ…
先に金閣寺の放火事件について調べておけば
もうちょっとこの三嶋金閣寺も理解しやすかったかもしれない。
しかし実際の犯人は自殺を図ってるらしいのだが(未遂で終わる)、
この物語の主人公は最後生きようと思うので
この差は一体なんなのかなぁ…読解力がないからわかんね^^;

星は1つです。

コメント一覧

あつむ
お返事ありがとうございます!
朝の方が頭がスッキリして動きやすいので
お気になさらず~!

私も自分の興味のあるものしか読まないので
読書範囲は狭いです。悪役令嬢物も漫画でしか
読んだ事がありませんw

御手洗さんシリーズはファンでいらっしゃるのに
酷評してスミマセン^^;
まぁ、一個人の意見として…(;´Д`)
お薦め頂いた中では館シリーズがとっつきやすそうですね。
前作と繋がりがあるかないか、が割と引っかかってたので
物語上そこまで繋がりがないなら行けそうです。
また読みたいものが見つからない時に読んでみようかな?
十二国記も一応完結はしているのですね。
長い、というのがハードルを上げてしまいますが
こちらも気が向いたら読んでみます^^

いろいろとお薦め頂きありがとうございます!
恐らく今後も好きな作品とか酷評してしまう事が
多々あるかとは思いますが、忖度できない性格な為、
何卒ご了承下さいませ^^;
RM307
ご多忙な早朝から、丁寧なご返信をありがとうございます!そして僕の所為ですみません!!!
お時間のある時で構いませんのでー!いつもありがとうございます!嬉しいです!

文豪の作品は難解ですよね・・・。きっとそれこそ悪役令嬢物の小説のように、読み方や楽しみ方を知り馴染んでいけば面白さがわかってくるのかもしれませんね。
まぁ僕はその労力をなかなか払えず、極めて狭い読書範囲なのですが・・・w

御手洗さんと石岡くんはたしかにホームズとワトソンそのもので、作品としても初期はまだ固い印象なのですが、次第にトリックもドラマ性も高まってくるとだけファンとしてお伝えしておきますw
館シリーズは同一人物が作った建物が舞台で、探偵役も同じなどつながりはありますが、一作一作は独立していたと思います。
15、6の頃に読んだ記憶なのでだいぶうろ覚えですがwただ島田荘司作品よりはとっつきやすそうです。
「十二国記」は長編作品と短編作品から構成され、メインストーリーである長編作品は小野先生によるともう完結みたいです。
ただこちらは、通して読み込むとより楽しめるシリーズなので、敬遠されるタイプかもしれませんw

いずれも無理に手を出さなくて大丈夫ですので!
いえいえ、元本格ミステリと和洋ファンタジー好きとしてついついご紹介したくなってしまい、こちらこそお付き合いくださりありがとうございました!!!
ぜひぜひ、ご興味の向いたお好きな作品を読まれてくださいませー!
あつむ
コメントありがとうございます!
まさか読書感想文にコメント頂けるとは思わなかったので
どうもありがとうございます^^
そういえば辛口なので好きな人は注意って一文を
入れてなかったので、あわてて入れました。すみません^^;

どうも物語が動かないのが苦手ですね…情景描写は
ちょっとくらいならいいんですが、延々風景の描写を
見せられるとちょっと…って思ってしまいますw
感情描写も共感出来るものや理解出来るものであれば
全く問題ないのですが、文豪の方達が描かれる感情は
ほぼ理解不能…って言うか何言ってるか不明…みたいな(笑)
いや、多分私の言語能力が低いんですよねぇ…(;´Д`)
どうも私は小説はいかに面白いかに重きを置いてしまうようで
情緒的なやつが合わないのかもしれません。
三島由紀夫は好きな人はめっちゃ好きみたいですね。
いやぁ、すごい賢いんだなぁ…って思います。

御手洗潔シリーズも過去1作だけ読んで酷評してますねw
基本酷評です。全然忖度できません。すみません…
綾辻行人氏の館シリーズも十角館は読んだのですが、
売っちゃった上にすでに内容を覚えてないし、
シリーズものだったら分からなくなるので敬遠しております。
前作と繋がりってないのですかね?
もしそうであればまた読みたいなぁ…
小野不由美さんって綾辻行人氏の奥さんなんですか!へぇ!
十二国記シリーズも面白いって耳にするのですが
長いしまだ終わってないようなので、こちらもちょっと
敬遠気味…シリーズものはなかなか手を出しにくいですね。
また気が向いたら読んでみます!
お薦めありがとうございました!
そして毒舌感想文にお付き合い頂き誠に感謝です!
RM307
僕は情景や感情描写に重きを置いた文章を書けるようになりたい、と長年憧れていますw
ブログなどではあまり出しませんが、こと小説においてはばりばりにその傾向なので、あつむ先生が好まれないタイプかと思いますw
個人的には、一言で表現せず直接的に描写せず、いかに言い換え間接的に伝えるかが文学だと考えています。
簡潔に書くとあらすじやシナリオになってしまい。小説に何を求めるかで変わってくるとは思いますが!

とはいえ、三島由紀夫作品にはまったく触れた経験はありませんw
昔友人だった新都社作家が京都へ聖地巡礼するくらい好きだと言っていたので、懐かしくなり開いた次第でしたw
たしかに古い言葉遣いで羅列されると、読みづらくてわかりづらくてめちゃくちゃしんどいですよね・・・w
以前「人間失格」も読まれていましたが、僕も同じ太宰治作品の「斜陽」は超絶つらく、二度と触れるもんかと誓いましたw

殺人事件系だと、個人的には島田荘司作の御手洗潔シリーズのトリックが非常に秀逸でおすすめなのですが、推理パート以外もかなり長く、また過去の記事を検索したら酷評されていたので薦めないでおきますw
弟子筋にあたる綾辻行人作の館シリーズも読みやすくて楽しめるかもしれません。
その奥さんである小野不由美作の「十二国記」シリーズも大好きでものすごく影響を受けたので、どうしてもお暇で気が向かれましたら良ければw
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