カタスミ

『僕は小説が書けない』中村航・中田永一著

とりあえず、中田永一氏の著作なので購入。
爽やかな青春ものかな?
ライトノベルって読んだ事ないけど、ライトノベルっぽい。
文芸部に入ったけど、家庭の事情うんぬんで小説が書けない男の子の話。
以下ネタバレあり。




















爽やかだけど軽い感じの文章。
あまり心に来るものはなく。
ただ、創作に関しては分かる!みたいな部分もあって
なかなか参考になるところも。
御大は面倒くさいけど嫌いじゃないキャラだわ。
少なくとも原田さんよりはいいね。
後、主人公が好きになる先輩が
他の男が好きなのに主人公にキスする所が解せない。
何いい感じ風のシーンにしてんの!?
気ないのに気持たせるような女は大嫌いだからね。
なんじゃこのクソビッチは…と思いました!

主人公の出生の背景が結構重くて(母親の不倫の末に出来た子)
これさらっと書いてるけど、家庭崩壊起きてもおかしくないからな!って感じで。
グダグダしててもちゃんと学校行って家に帰って最終的には母親を許せるようになりたい
みたいな考え方に至る主人公はめちゃ出来た人間だと思う。
思春期なのにこんなん無理じゃない?
もうちょっと軽い背景にした方がよかったんじゃないかなぁ…

まぁ、とにかく爽やかでさらっと読めるけど
特に心に残る話ではありませんでした。
星は3つ。
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