カタスミ

『神様からひと言』萩原浩著

珠川食品に再就職した涼平は販促会議で問題を起こし、
左遷さながらお客様相談室へ移動になってしまう。
そこでくりひろげられるドタバタ劇。
以下ネタバレあり。



















めっちゃ面白い訳でもなく、かといって面白くない訳でもなく
だらだらと長く読んでいける小説でした。
左遷された先のお客様相談室は、
問題ある社員が集まっているのでなかなかの個性派ぞろい。
特に篠崎はほぼほぼ主人公と言って良いくらいの存在感。
これは主人公より脇が濃い、というパターン。
(映画のシャルウィダンスなんかもこのパターンかも)
なんかやらかしてくれるんじゃないか、という期待感いっぱい。
最終的に副社長を追いやるくらいの事はやってくれるのですが
その後の会社の中があんまり変わってないので
ちょっと肩すかしくらったかなぁ。
現実に寄せて来たんだろうけど、もうちょいなんかあっても良かったかも。
ただ、神保さんの自殺はちょっと唐突だった気がする。
あんまりキャラが立ってなかったから、超がつくくらい真面目、とか
めっちゃいじめられてたとか、そういうエピソードがないと
何で死ぬの??ってなってしまうわ。
この自殺エピソードだけはいらんかったかなぁ…と思う。

飽きずに読めましたし、結構なページ数だったけど
この倍あっても多分だらだらと読めてしまう感じで、
ゆっくり読み進めるにはほどよい内容でした。
星は3つ。
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