吃音持ちの国王が平民の言語療法士の助けを借り
苦手を克服していくお話。
以下ネタバレあり。
お話としてはそこまで面白いっていう訳でもないんですが
史実ってのがいい。
吃音持ちでスピーチが上手く行えないジョージ6世(現エリザベス女王の父親)が
運命に翻弄され、国王にならざるを得なくなり
葛藤しながらも国王として立ち上がり
最後には吃音も乗り越える所が素晴らしい。
一番苦手で避けたい事をせざるを得ないってきっついなぁ。
でも努力で乗り越えた所が素晴らしい。
やりたくないからやらないとか言ってられないものね。
奥さんが協力的で良かった。良い先生にも巡り合えたし。
国王とかいう超プレッシャーの中で
一番自分が不得意とする事をしないといけないのって
尋常でない精神的負担だと思うわ。
しかも兄貴は女の為に王座捨てるし
その尻拭いとか納得いかないだろうぁな。
(ま、ある意味兄貴は兄貴でどんなに批判されても自分貫き通して
すごいっちゃぁすごい。でも迷惑な人だわなw)
受け入れて責任を果たしていくのは素晴らしい。
受け入れざるを得ない環境ではあるが。
必ず誰かが犠牲にならねばいけないのです。
わがままは言ったもん勝ちですな。
第二次世界大戦時という非常に困難な時代に
王座に就いたってのも気の毒だなぁと思う。
最後の戦争に関するスピーチを長々としなくてはいけないというシーンで
これから戦争が始まるって言う緊迫感より
ちゃんとスピーチできるかなって言う緊迫感の方がすごくて
ちょっと笑ってしまったw
平民とか関係なく、ローグと友情が芽生えるのも良いですね。
こういう逃れようのない立場の人ってほんと大変だと思うわ。
やりたくない事を放棄するって事は
それを肩代わりする人がどこかにいるって事だよなぁ。
どこかで誰かが貧乏くじ引いている…
いや、貧乏くじとは思わずに成長の糧と思うべきか^^;
星は3.5で。
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